雪原カーニバルなかさとに行った気になれるかもレポ
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです。
今日の十日町はとってもいい天気!
昨日今日とイベントラッシュだったこともあって、FBのタイムラインではみんなのおでかけ報告でにぎわっていました(*^_^*)
十日町市では「まつだい冬の陣」、「雪原カーニバルなかさと」、お隣津南町では「つなん雪まつり」、新潟市では「にいがた酒の陣」と、とにかくイベントウィーケンド!笑
その中で、私は「雪原カーニバルなかさと」に行ってきました~。
十日町市は2005年に近隣の4町村と合併しました。
合併した地域のうちの一つが、中里村。
合併前から中里地域がやっているイベントなので、先日いった「越後妻有 雪花火」にくらべて、全体的に住民が作り上げている印象が強く、来場者は多いけれどアットホームな雰囲気でした。
会場に到着したのは、夕方6時前。
イベント自体は朝9時からやっていて、雪上サッカー大会やスノーチュービングなどが楽しめます。
到着すると、キャンドルをいただきました。
これは、ゲレンデに並べられているキャンドルに火をともすためのキャンドル。
キャンドルを作るのも、ゲレンデに並べるのも、参加型で行っているようです。
6時になったら、点灯用のキャンドルに火をつけてもらい、一斉に並べてあるキャンドルに火をともして行きます。
雪原カーニバル自体は来たことがあったんですが、キャンドルをともすのは今回が初めて!
最初は火がなかなかつかず苦労しますが、コツをつかむと職人のようになってきて、めっちゃ楽しい笑
火をつけながらゲレンデをのぼっていき、てっぺんで振り返ると絶景が広がっていました。
達成感と、美しさにしばし感動…(*´ω`*)
ゲレンデを降り、「食ののれん街」であたたかい食べ物をいただきます。
出店者の多くの中里地域の住民で、地元感があふれまくっています。
私は、中里地域の施設で温泉を利用して養殖されている「とおかまち雪国温泉とらふぐ」のふぐちりをいただきました~!! ぷりぷりしてておいしかった~♪♪
食べた後は、雪とキャンドルのアート作品を見たり…。
会場をウロウロしたり…。
会場内には、津南の「つなん雪まつり」との中継映像も流れていました。
スカイランタンがふよふよ浮かんでいるのが見られましたよ。こっちもいつか行ってみたいな~!
なんだかんだしていたら、あっという間に8時のフィナーレが来ちゃいました。思っていたよりもずっと時間が過ぎるのが早かったです笑
雪原カーニバルのフィナーレ花火もとっても綺麗でした!
「越後妻有 雪花火」のLEDライトも綺麗でしたが、ゆらぐキャンドルの灯も大変情緒があって綺麗でした。
キャンドルは2万~2万5000本ということで、作るのも設置するのも灯すのも片付けるのも大変です。
ですが、人の手が加わっているからこその温かさを感じられて、なおのこと感動できるんだと思います。
冬の十日町は魅力的なイベントでいっぱいですね!
楽しみつくしたい方は、住んじゃうしかないんじゃないかな!笑
雪つもる冬の「星峠の棚田」に行ってきた!
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです。
今週はまとまった雪がふり、冬に逆戻りしたかのようです。
昨日は仕事が休みで天気が良かったので、思い立って松代地域にある「星峠の棚田」に行ってきました。
松代・松之山地域には景観のよい棚田が多いんですが、中でも「星峠の棚田」はNHK大河ドラマの「天地人」のオープニングで登場したこともあり、大変有名な場所です。
時期になると、全国からカメラマンが殺到するそうです。
夏や秋に何度か行ったことはありましたが、冬に行ったのは初めて。
車でどこまで行けるのかなぁ~、結構歩かないとかなぁ~とハラハラしましたが、意外とすぐ近くまで除雪がされていました。
この行き止まりをのぼれば、すぐに棚田が見下ろせました。
先人(たぶんカメラマン)たちがのぼった跡があるので、のぼるのも簡単でした。
のぼってすぐの景色。
雪ですっかり覆われていて分かりづらいですが…。棚田が広がっています。
ちなみに、夏の景色がこちら。
約200枚の棚田が、魚のうろこのように広がっています。
こういった田んぼは機械の作業効率が非常に悪いので、「基盤整備」といって田んぼをつなげたり形を整えたりことが多いのですが、そうすると景観は大きく変わってしまいます。
美しい棚田を維持できているのは、作業をしている農家の並々ならぬ努力があるからですね。
さて、まわりには動物の足跡がいっぱいありました。
ウサギが跳ね回っていたみたいです。
では、この足跡は??
…。
……。
………。
ハイ、私です(笑)。
(自撮りへたくそやな…)
せっかく来たから、もっと奥から撮りたいな~と思い、雪をこざえて(かき分けて進んで)みました。
この後、まつだい駅近くにあるまつだい郷土資料館に行きました。また別で記事書きますね。
資料館を見学した後、さて帰ろうか…と空を見上げると、夕暮れ時になって曇っていた空が少し晴れ、いい感じの空に。
こ…これは…「星峠の棚田」に行ったらいい景色がみられるのでは…?
少し迷いましたが、行ってみました。まさかの2回目。もういっそ1回目は下見に来たんだと思おう!笑
そして、1時間ほど前に自分がこざえた道をまた通りました笑。
でもおかげで、こんな素敵な景色が見られました!
淡い桃色に染まった雲と、真っ白な棚田。
ただただ美しい景色を見ると、無心になりますね。
しばらく見入っていると、車が一台やってきました。
私はちょっと高いところにいるので、車が来たことも人がやってきたことも見えてましたが、向こうからは見えていなかったので、壁をのぼったら人がいてかなりびっくりしていました。(そりゃ驚くわな)
聞くと、東京からやってきたという若いカップルでした。
なんだかこういうところで出会うと、不思議な縁を感じますね~(*´ω`*)
以前にも十日町に来ていただいたことがあるようだったので、また何度でも来てもらいたいです!
我が家からは車で1時間とちょっと距離がありますが、雪がとけるころにまた行きたいです。
「星峠の棚田」がある峠集落には、大地の芸術祭の宿泊もできる作品「脱皮する家」、近くの竹所集落にはカール・ベンクスさんが改修した家で開かれている「Cafeイエローハウス」があるので、回ってみるのもオススメです。
「Cafeイエローハウス」は土日のみ、5~11月のみの営業です。
池谷集落の村人に聞いた、昔のタバコ栽培の話が面白かった!
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです。
最近リアルで会う方に、「ブログ読んでるよ!で、旦那さんとのなれそめはいつ書くの??」と聞かれることがあります(^▽^;)
読んでいただいていて、大変ありがとうございます…!!
大したなれそめじゃないですが、おいおい書きますので気長にお待ちいただけると嬉しいです…(^_-)-☆
ところで先日、仕事で池谷集落の村の人にインタビューする機会がありました。
昔のことを色々お伺いしたのですが、その中で「葉タバコ」の栽培をしていたころの話も出てきました。
大変面白かったのですが、文字数の都合上、仕事の原稿には載せられなかったので、ここでご紹介したいと思います!
インタビューに応じてくれたのは、庭野功(つとむ)さん、ヒサさんご夫婦。
屋号が「隠居」なので、村の中では「隠居さん」と呼ばれています。
同じ苗字の人が多い地域なので、屋号で呼び合うのはこの辺では当たり前。
そして、私が今まで聞いた中で「隠居」がよくある屋号No.1です!
隠居する人が多かったのかなぁ笑
さて、そもそもタバコはナス科タバコ属の分類で、アメリカ大陸が原産地。
JTのサイトによると、日本原産種もあり、現在31の県で栽培されているようです。
池谷集落でも農協の指導があり、村の方が若かった頃、葉タバコの栽培は盛んに行われていたそうです。
池谷集落は魚沼産コシヒカリの産地とはいえ、耕地面積の限られた棚田での稲作だけでは一家を養う収入が十分には得られないため、葉タバコや銀杏などほかの作物も栽培していました。
いやはや、池谷の人たちは色んな経験を乗り越えてきたんだなぁと改めて思います。
さて、肝心の隠居さんたちのインタビュー。
(隠居母)葉タバコは、昔は「ケンカ草(ぐさ)」なんて言ったりしたね。「タバコ作ると忙しすぎてケンカする」なんて言ってさ。
(隠居父)いや、本当だったねぇ。雪が消える前から雪が降るまで約1年中、タバコ、タバコ、タバコだったねぇ。
手作業なんだんがねぇ(=だからねぇ)。苗を植えたり、夏は下から一枚ずつ(葉を)かいて(=収穫して)いって、縄にさして。それから、ビニールハウスの中にみんなぶら下げて…。雨がふるとかぶれるし、生ものだからねぇ。天気がよすぎて急に乾くのもダメだっていって。面倒で、難しかったねぇ。
収穫の最盛期はちょうど、中学生や高校生が夏休みの時だから、収穫した葉タバコを縄にあむアルバイトに来てもらう家もあったね。3~4メートルくらいの縄で、一連いくらでお金を払ってさ。だいぶやってもらったねぇ。
一連編むといくらになるっていって、一生懸命に競争してやってたねぇ。
夏はタバコもやって、田んぼの草刈りもやってねぇ。秋になると、乾燥した葉タバコを縄から外して、いいやつと悪いやつを仕分けて、梱包して、秋雪の降るちょっと前に、小千谷の集荷場に運送会社の車で出して。収穫が終わると、雪がふるころでね。
(私) それじゃあ、田んぼもしなきゃいけないしで大変ですねぇ!
そうそう、だから「ケンカ草」っていったんだよ。
そりゃケンカもしますね! 男の人も大変だけど、女の人も家のことも子育てもしてだから、かなり大変ですよね。
そういう作業内容をふせておいて、嫁にもらったもんだから…笑。
そうだったんですか!笑
どこの母ちゃん連中も「だまされた」って言ってね笑。 いやー、今になってみると笑い話だね笑。
(笑)
たしかにそんなに大変だったら、「だまされた」と言いたくなりますね苦笑
それでも、50年以上連れ添っている隠居さん夫婦は本当にすごいです…!!
人生の大先輩から学ぶことは、本当にいっぱいです!
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