春を迎える松代かまくら茶もっこで、ほろ酔い気分~♪
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです。
今日は割と暖かい日だったんですが、昼前頃に一瞬あられが降る変なお天気でした。
昨日に続き車の話題ですが、車を定期点検に出したところ不備があったらしく、修理に時間がかかるとのこと…(代車を使わせてもらってます)。
あー修理代、結構かかるのかな~…(´・ω・`) 車は必需品とはいえ、お金がかかりますねぇ~。
さて、3月19日に、松代地域で「春迎え松代かまくら茶もっこ」というイベントに参加してきたので、レポしたいと思います('ω')ノ
春を迎える松代「茶もっこ」の温かいおもてなし
そもそも、「茶もっこ」とは?
なんだかかわいらしい響きですが、「茶もっこ」ってなんでしょう?
ほくほく線まつだい駅から徒歩5分ほどのところにある松代ほくほく通り商店街は、もともと宿場町で、軒先をひらいて旅人たちをおもてなししていたんだそう。
そんなおもてなしを「茶もっこ」と呼んでいたそうです。
その風習を現代によみがえらせようと、松代の有志の方々が夏・秋・冬に一晩のイベントを始めました。
実は、松代の商店街では最近移住者の方たちが飲食店やゲストハウスを開き、地域の人と一緒に地域活性化をしている大変アツいスポットなんです!
茶もっこパスポート(前売り1500円/当日2000円)を買うと、そんなお店で飲食のおもてなしを楽しむことができるんです☆
前々から興味があった「茶もっこ」。ようやく今回、初めて参加することができました!
お店をめぐって楽しむ、趣向を凝らしたおもてなし!
まず、パスポートを購入するため「山ノ家 Cafe&Domitory」に行きました。
ここは1階はカフェ、二階はゲストハウスで、東京と二拠点生活をされている方が経営されています。
18時半頃に行ったので(茶もっこ自体は16時から)、店内は人でいっぱ~い!
地元食材を使ったお料理のおもてなしや、雑貨の販売、ワークショップもありました。
商店街の通りには、雪灯籠と地元和紙工房「井沢和紙」のオリジナル行灯が並べられ、夜道を温かく灯します。
▲おもてなし会場の「ようらい館おらこ」
▲おもてなし会場の「風月堂スクエア」
温かな灯りに癒されながら、次の会場へ。
地元の料理名人おかあさんの郷土料理が味わえる「笑庵@みらい三号館」。
何度も茶もっこに来たこともある友達から、「ここは人気ですぐなくなるから、早めに行った方がいい!」と言われていたので、まずこちらに。
地元食材をふんだんに使った、笑(えみ)さん手作りの郷土料理と、どぶろくをいただきました。
囲炉裏とどぶろくで、体が温まる~♪ お料理ももちろんめちゃウマでした!
次に訪れたのは、松代在住の古民家再生建築家カール・ベンクスさんが手がけた旧旅館の1階にあるフレンチレストラン「澁い」。松代に移住された女性が店長さんなんです。
おもてなしは、ジビエの煮込み~!
店長の紗綾子さんは、狩猟女子でもあるんですよ~。
お店の外では、十日町市のお隣柏崎市から「門出ピザ部」が出店していました。
このピザ釜は、なんと手作りで移動式!!
外は寒くても、松代の人はあったか~い!
おなかが満たされたら、メイン会場の大かまくらへ!
なんか…思っていた以上に…でかい!!
入ると、思っていた以上に……広い!!!
天井が高いから、圧迫感が全然ありません。快適!
かまくらでは、松代で加工所や農家民宿をやっている若井明夫さんの納豆やお豆腐などをいただきました!
これが…また…味が濃厚で…うまいっ!!(食レポ下手でスミマセン笑) 若井さんのどぶろくもいただきました!
(若井さんのどぶろくや納豆はネットでも買えるので、ぜひどうぞ! →「みらい」オリジナル商品)
どぶろく鍋もあったそうなんですが、行った時にはもうなくなっていました…残念…。
▲右から2番目が若井さん
おいしいどぶろくを飲んでほろ酔い気分になると、もうかまくらの中の人はみんな友だち!笑
先客のおじ様たち(もうかなり酔っ払い)とお話すると、地元の方たちでした。
おじ様「おめーさん、どこから来たんだ?」
私「私は十日町から来ましたー」
おじ様「ほうっかい(=そうかい)。地元んしょ(=の人)なんか!」
私「でも、元は十日町じゃなくて、移住してきたんですよ!」
という調子で、仲良くなりました笑
すると、おじ様たちに「あったかいところで飲もうそ!(=飲もうよ!)」と誘われ、かまくら隣の「みらい三号館」へ移動。
囲炉裏を囲んで、みんなでワイワイ飲みました(*´ω`*)
なんでしょう…「茶もっこ」ってすごいですね…!
「茶もっこ」を通じて、みな仲間、友だちになれてしまうという不思議。
松代の皆さんの温かいおもてなしを存分に味わい、もうすっかり私も「茶もっこ」のとりこです!
次回は、8月19日に「夏宵の行灯茶もっこ」が開催予定とのこと。
ぜひ市内・市外・県外の方も、こぞってお越しくださいね♪
うぶすなの家のひなまつりで、ほっこりタイム♪♪
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです。
前回書いた、いなかあるあるハラスメントの記事が大反響でして、アクセス数を見て「おへぇぇぇぁぁぁ」と奇声を発してしまいました笑
yukifurusatonoyome.hatenablog.com
FB等でも地元の人・移住者問わず共感の声をいただき、大変ありがたく思っています。
これからも地域のいいところ・悪いところ、ありのままに発信していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!
うぶすなの家の「ひなまつり」に行ってきました
さて、3連休終わってしまいましたね~。
連休中は割と暖かかったんですが、今日は小雨が降って寒かったです…。
そろそろスノータイヤを履き替えたいんですが、やっぱり4月にならないとダメかな…。といっても、4月に雪が降る時もあるんですが。
今朝「FMとおかまち」聞いていたら、3連休にタイヤ交換した人も多いみたいですね。
そんな連休は、うぶすなの家の「ひなまつり」に行ってきました。
うぶすなの家は、大地の芸術祭の作品の中でも大変人気の作品です。
築90年以上のかやぶき屋根の古民家を再生したという点はもちろん、うぶすなの家でお料理を提供する母ちゃんたちのパワフルさと人懐こさが人気の理由かと!
雪深い山奥の集落にあるため冬の間はお休みですが、3連休だけ特別開館していたので行ってきました。
建物に入ると、吹き抜けの土間に飾られた小正月飾り(餅花)や吊るし飾りが目を引きます。
広間には、立派なお雛様の段飾りがずら~り。
家の中に、400体以上のお雛様が並べられています。
地域の色んなところから集められたお雛様の中には、大変古い珍しいものも。
こちらは、明治時代のお雛様!
そしてこちらはなんと、江戸時代のお雛様(@ ̄□ ̄@;)!!
五人囃子がふくふくして、なんだか愛らしいですね~♪♪
古民家とお雛様の相性、最高です!
二階にあがると、そこここにお雛様が。
小さい小さい吊るし雛も。
爪よりちっちゃい! すごい!!
そして、一つ一つにちゃんと意味があります。
土間の吊るし飾りも可愛かったです。
お雛様を見ながら、実家では七段飾りを全部ちゃんと出してくれてたのはいつまでだったかな~とか、子どものころは段の下に潜り込んで遊んだな~と、懐かしくなりました(*´ω`*)
ところで、お雛様の七段飾り、親王雛(男雛・女雛)、三人官女、五人囃子、随臣(右大臣・左大臣)までは分かるんですが、五段目にいるこの子たちは誰…??
他のお人形は素敵な道具を持っているのに、この子たちは掃除道具だし! めっちゃ庶民的!!
気になって調べてみたところ、内裏様のお供をしたり、庭掃除など御所の雑用をする従者である仕丁(じちょう)というそうです。
「それぞれ、泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸で知られる表情豊かな三人上戸は、表情豊かな子に育つようにという願いが込められています」だそうです。
そうだったんだ…。知らなかったなぁ…。
知っているようで意外と知らないことが多いお雛様。
こちらのサイトで教えてもらいました。
お雛様たちをゆっくり鑑賞した後は、いろりでお抹茶をいただきました。
うぶすなの家のいろりや、かまどなどは日本を代表する陶芸家さんたちの作品だそうです!
かまども素敵なんですが、つい「このかまどは何升炊きなんだろう…?」と思ってしまうのは、職業病なんでしょうか?笑
(イベントで釜炊きごはんするもので…)
伺ったところ、右手前は7升(8升だったかも…)、左奥は一斗!!!
え~!! 一斗(=10升=100合=約15キロ)炊きなんて聞いたことない~!!!(*_*;
一斗炊きの方は使ったことないそうですが、7升炊きの方は使うそうです。
はぁ~~普段2~3合のお米をとぐだけでも面倒なのに、7升のお米をとぐなんて…考えただけでも気が遠くなりますね~苦笑
色々と楽しい発見がある「うぶすなの家」。
今度は4月29日に開館するそうなので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね~('ω')ノ
いなかあるあるハラスメントと、移住嫁流の対策
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです。
基本的にこのブログでは「十日町楽しいよ!いいよ!」を発信していて、
願わくばこのブログを読んだ方が「十日町楽しそうだなー。行ってみたいなー。住みたいなー」と思ってもらえたらと、やっています。
が、もし例えば「移住しよう!」となった場合に、楽しさだけを発信しすぎるのもちょっと無責任かなーとも思います。
何事にも、いいところ・悪いところ、向いている人・向いていない人がありますから。
なので今日は、あえて「地方暮らしの大変なこと」を書きたいと思います。
いなかの「あるある」ハラスメント
いなかあるあるなのが、「プライバシーのなさ」と「デリカシーのなさ」ではないかと。
特に女性は「デリカシーのなさ」の方に、いやだなーと思う人がいるかもです。
人間と人間の距離が近いからこそ、ありがちな大変さかもしれません。
皆さん悪気はまったくないんですが、「それってハラスメントだよね?」という
発言を受ける時があります。
特に中山間地域にいると、70代以上の方と交流することが多いので、ハラスメント自体の認識が甘い場合があります。
そもそも「ハラスメント」とは、「他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えること」なので、なくすのは難しいのかもしれません。
こんな「いなかあるあるハラスメント」があることを事前に知っておくことで、多少役に立つ時があるかもしれません。
そして最後に、私なりの対策もお伝えしたいと思います!
セクシャルハラスメント
まず、ハラスメントのスタンダード? セクシャルハラスメントです。
といっても、そんなにえげつないものではなく、大体飲み会での「下ネタ」です。
特に男性陣の割合が高い飲み会では、場を盛り上げるネタとして使われることが多いです。
個人的に言ってくることもあり、私も新婚の時、「毎晩やってるんだろー?」と絡まれたことがあります。
なんでか一人か二人はいるんですよね、下ネタ好きのオジサン…笑
結婚しないの? ハラスメント
いなかでは、なぜか結婚する人は20代(しかも前半)とかで極端に早く、結婚しない人は本当にしないです。二極化してます。
なので、20代後半~40代くらいの独身女性が移住してくると、絶対に「結婚しないの?」という話になります。
中には、「こういういい人がいるから紹介するよ!」とか「この人と付き合いなよ!」と相手を紹介してくれる人もいます。
私も移住前から何人か紹介され、実際に会ったこともあります。(夫は知り合いの紹介で出会いました)
自分が本当に相手を探している場合はありがたかったりしますが、でもその紹介の仕方がごり押しだったりすると嫌だと思う場合もありますよね。
お世話になっている人から紹介され、断りづらくて困ったという話も聞きます。
「子どもはまだ?」ハラスメント
現在進行形で私におきるハラスメントが、これです苦笑
結婚4年目でまだ子どもがいないので、「まだ(子どもが)できないのか?」とよく聞かれます。
知っている仲の人から言われるのは、まだ「期待してもらってるんだなー」と思えるのですが、あまり知らない人から言われるとさすがにイラっとします笑
今は大丈夫ですが、一時期子どもができないことに悩んでいた時は、言われるとしんどかったですね。
この進化形?で、「二人目(三人目)はまだ?」というのもあります。
十日町では子どもが3人というのがスタンダード。子どもが3人以上の世帯にもらえる「めご3カード」という優待カードがあるくらいです。
なので、子どもが一人(二人)のお母さんは「二人目(三人目)はまだ?」とプレッシャーをかけられることがあるそうです。
「定住するんでしょ?」ハラスメント
これは移住者限定のハラスメントですね。
任期が決まっている地域おこし協力隊が言われることが多いみたいです。
つまり「任期が終わっても、この土地に残る(定住する)んでしょ?」と声をかけられること。
期待の表れであるんですが、定住するかどうしようか悩んでいる人、定住に対して不安がある人がこう言われると、プレッシャーを感じてしまいます。
「いなかあるあるハラスメント」への対策
ご紹介した「いなかあるあるハラスメント」の厄介なところは、相手を嫌な気持ちにさせようとかは全くなく、基本的にはみんな善意で言っていること。
分かってはいても、自分がそのことを気にしていたりすると、不快に感じてしまうのも人間ですから仕方がない。
うまく付き合っていくための、私なりの対策をお伝えします。
笑ってスルーする
基本これです。
あまり頑なに「そんなこと言うのやめてください!」とも言いづらいので、「いやだなーアハハ( ゚∀゚)」って感じでスルーします。
向こうも深い意味はなく、「今日はいい天気だね」ってくらいの挨拶程度で言っている場合が多いので、大体かわせます。
冗談めかして、嫌だと伝える
関係性が深い人で、あんまり言われる場合は、「気にしてるんだから、やめてくださいよー(笑)」と伝えます。
例えば私は、「子どもはまだできないのか?」と言われることが多いんですが、その時は「がんばってるけど、なかなかできないので気長に待っていてください~」とやんわり伝えています。
他に「定住するんでしょ?」と言われるのが嫌だ、という協力隊の子には、「定住するつもりはあるんで、できるよう協力してくださいね!」と相手に伝えるようアドバイスしたこともあります。
ダイレクトに言って気づかせる
これもその人とある程度関係性がないとできないことですが、「それってセクハラですよ~!笑」ということもあります。
いなかでは、言っていることがハラスメントになると気づいていない人も多いので、気づかせることも有効です。
もちろん、中にはハラスメントの知識がある人(企業で働いている60代以下)もいるので、そういう人を味方につけるとよりいいかもしれません。
まとめ
身内の恥をさらすようで、あまり言いたくはありませんが、多かれ少なかれ「いなかあるあるハラスメント」はあります。
人間関係が濃い、いなかならではのトラブルなのかもしれません。
あんまりしんどければ、周りの信頼できる人に相談するというのも手だと思います!
ハラスメントは許されることではありませんが、その土地が好きであればいいところも悪いところもきちんと知って納得した上で、幸せに暮らしていってもらいたいと思います。
※今回あげた例は、一般的な話で、特定のだれかを批判したりするものではありません