十日町のきもの文化に触れる!「十日町きものGOTTAKU」モニターツアーに参加!
ご無沙汰しています! 雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
4月はNPOの他に新しく地域に関わる仕事を始め、新しい仕事のペースに慣れるのに精いっぱいのひと月でした。
軌道に乗ってきたので、5月はもっと自分のやりたいことにも時間を割けるようにしたいな、と思います。
さて、そんな忙しい中でも息抜きは必要!
知人からお誘いを受け、先日十日町市のきもの会社さんの工場を見学させていただきました!
今回はその様子をレポります☆
~職人探訪~十日町きものGOTTAKU
十日町市は、きものの総合産地。糸より・織り・染め・メンテナンスなどを行う様々な企業がひしめいています。
今年の5月17~19日の3日間、全国初のきもの工場見学イベント「~職人探訪~十日町きものGOTTAKU」が開催されます! 13社のきもの工場を見学できる画期的なイベントです。
私が今回お声がけいただいたのは、そのモニターツアー。金彩加工と得意とする株式会社関芳さんの工場を見学させていただきました。
ちょうど「きものGOTTAKU」の期間中は用事があり参加できないので、少しでも工場を見学できて、とっても嬉しかったです!!
絢爛豪華なきものはどうやって作られる?
さて、関芳さんの本社に集まったモニターツアー一行。
まずは、絢爛豪華なおきものショールームを見学しました。
いんや ~~~~!! やっぱり振袖は煌びやかで見ごたえがあります!! もう、きらっきらしまくってますね!!
関芳さんは、「桂由美」「IKKO」の2大ブランドをメインに展開しています。
そして、訪問着や留袖も製作しています。
留袖も、また振袖とは違った美しさがありますね~~。
こんな美しいおきものがどうやって作られるのか、営業さんからお話を伺います。
ぶっちゃけわたくし、きものについてはてんで素人で、ちょっと用語を聞いたことあるなー程度。
きものの様々な加工についていろいろ教えていただいたのですが、へー手作業で大変なんだなーくらいで全く想像ができませんでした。
しかし、この後実際に工場を見学し、想像以上の職人技と手間暇に直面するのです…!
THE職人技!! 型友禅と箔加工
次に見学したのが、「型友禅」の工場。「型友禅」とは、生地を染料で染めていく加工です。
加工板がずらずらーっと並んでいるので、「板場」と呼ばれているんだそう。
生地の上に型を乗せ、決められた順番をもとに一色ずつヘラ、刷毛、ピースガン等で染めていきます。
刷毛は用途によって、鹿の毛や馬の毛でできているそうで、今では手に入りにくくなってしまったため、手入れしながら使用しているんだとか。
道具に萌えるタイプの人間なので、そういう話は大好物です!!
こちらが彩色のスケジュール。その時やっていたきものは、全部で37色!!!
同時に何着分か行うので、全て染め終わるにはなんと2ヶ月かかるのだそうです!
この「型友禅」を見るだけでも、本当に手間暇がかかっていてすごいんだな…と驚嘆でしたが、次に見た「箔加工」も素晴らしかったです!!
「箔加工」とは主に金箔を使用して、友禅染めが終わった生地に金を加える加工のこと。
残念ながらこちらは撮影NGだったので写真がないのですが、ベテランのおばちゃんたちが繊細に金をはりつけていく様子はまるで魔法のようでした!
その様子こそ写真や動画におさめたかったので、モニターツアー後の意見会でその点ご意見させていただきました。なのでもしかしたら、5月の本番では撮影できるかも??
きもの文化にも次世代の担い手を!
見学させていただいたのは2工程のみでしたが、他にもたくさんの工程があり、きもの一着に何人もの職人さんたちの技術と手間暇がかかっているというのが、よ~~~~く分かりました。
やはり実際に加工の様子を見ると、きものを見る目も変わってきますね。
ショールームに戻りもう一度きものを見ると、この色はあんな風に彩色されたんだな、とか、この金箔はあのおばちゃんたちがつけたんだな~と思い出されます。
そんな素晴らしい職人たちも、かなり高齢化しているのは明らか。
十日町の素晴らしいきもの文化をどう若者に引き継いでいくのか…。
「きものGOTTAKU」で、きものに興味がある方たちに集まっていただくことで、きもの文化継承の可能性が広がっていくといいなと感じました。
「~職人探訪~十日町きものGOTTAKU」での工場見学は事前予約制。
5月8日までとのことなので、興味がある方はぜひ!!
私も来年は行くぞ!!
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大人たちの遊び? かんじき履いて、スノートレッキング!
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
実は4月から、NPOの他に、地域に関わる仕事を掛け持ちすることになりまして。
この1週間はこっちの仕事、あっちの仕事とバタバタと過ごしておりました…。
早く新しいサイクルに慣れたいと思います。
さて、雪解けがかなり進んで、山の桜もぽつりぽつりと咲いてきた今日この頃ですが、雪がまだたくさん残っていた時の話題です。
3月中旬に地域の人に誘われて、かんじきトレッキングに行ってきました!
手作りかんじき履いて、スノートレッキング!
かんじきは、前回ご紹介した南魚沼市の一宮神社「農具市」で購入しました。
むしろこのトレッキングの予定があったから、購入を決意したのでした。
集合場所は、中条の桂スキー場という、地元の人しかほぼ来ないような超ローカルなスキー場のロッジ。
桂スキー場の運営委員の皆様の「お遊び」に便乗させてもらいました。
当日はめっちゃくちゃいいお天気で、最高のトレッキング日和!
まずは、スキー場のゲレンデを登っていきます。
ゲレンデを登るうちは、かんじきは要らないだろうと言われたので、かんじきなしで登ってみたのですが、まぁ足が雪に埋まる埋まる。
天気がよく雪が溶け気味だったので、登るのが大変でした汗。
幅広い道で、楽々トレッキング!
ゲレンデを登ったら、その先につづく林道に入っていきます。
ここからはみんなかんじきを履き、スキーストックも持って、本格的です。
日陰の道だからなおさらかもしれませんが、かんじきを履くと、やっぱり歩きやすさが全然違います!
そして林道とはいえ、山中の送電鉄塔が点検できるよう、車が通れる幅がある道なので、広くて歩きやすかったです。
山は杉がいっぱい。
景色も最高!
目的地についたら、やっぱりコレだよね!
そして出発から30分後、山の中腹となる目的地に到着~。
今回はお遊びトレッキングだったので山の途中まででしたが、道が本当に歩きやすく、もっと登ってもいいくらいでした。
とはいえ目的地に着いたので…。
出発前にいただいた、コチラをプシュ!笑
運動後のビールはうまい!!笑
みんなで持参したおにぎりやお弁当をもぐもぐ。
もちろん私も。
景色のいいところで食べると、またおいしいですね~♪
青空に飛び立つドローン!
一緒にトレッキングした方の中に、ドローンを持ってきた方が。
なんだか鳥みたい…。
後程写真を見せてもらいましたが、すっごく綺麗に撮れていました。
ドローンすごいなぁ!!
行きはよいよい、帰りは…!?
「あれは〇〇山だな」と景色を堪能した後は、下山!
行きは歩きやすい車道を通ってきましたが、帰りはトレッキングらしい(?)山道。
と思ったら、いきなり急斜面!!
いきなりのサバイバル感…!
ヒィヒィ言いながら、なんとか降りました…。
青空スノートレッキング、来年も期待!
何がすごいって、トレッキングメンバーの中には80歳を超えている人がいるってこと!笑
(写真の黄色いジャンパーのおじいちゃん)
山地で育ったじいちゃんの強さは、半端ないですホント。
ロッジに帰ったら、飲み会の仕切り直しをしました笑。
下りはちょっと怖かったけど、最高の景色を楽しめて、とっても楽しいスノートレッキングでした!
今度はもうちょっと先まで行ってみたいな~。来年に期待です!
おまけ
登りがてら採ったという、サルノコシカケを見せてもらいました。
地域の人は、タダじゃ山に登らない…笑
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南魚沼市・一宮神社農具市に、ブロガー仲間が大集合!
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
今日はぽかぽかいい天気でしたね~♪ 十日町の桜もあと少し!
不思議なご縁で、一宮神社の「農具市」に行く!の巻
さて少し前の話になって恐縮ですが、3月12日に南魚沼市塩沢にある一宮神社の「農具市」に行ってきました!
「農具市」は南魚沼市の方にとってメジャーなおまつりのようです。
しかし恥ずかしながら、南魚沼市のお隣の十日町市に移住して7年になる私は、今まで存じ上げませんでした…。
ではなぜ、今回行くことにしたのか?
それは不思議な縁でつながったブログ仲間さんとの出会いがあったからです。
まず、ジンボラボの神保さん。
南魚沼市を中心にご活動されているブロガーさんで、この記事を書いたことをきっかけにご縁ができました。
実際に一度お会いして、ランチをしたことも。
そして神保さんとの縁がきっかけで、南魚沼市に移住するという女性ともご縁ができました。
yukifurusatonoyome.hatenablog.com
この方が、一宮神社の禰宜(ねぎ)さんになるということを、ブログで発表!
それで初めて一宮神社、そして「農具市祭」を知り、ぜひ行ってみて禰宜さんにも会いたい! ということで、神保さんを誘って行ってみました!
それで「農具市」ってどんな祭りなのさ?
一宮神社は、「農作の神」として信仰されていて、魚沼の地域の方々が大勢参拝されていたそうです。
いつしか、参拝客に農具や生活用品を売る市がたつようになり、「農具市」と呼ばれるようになったそうです。
冬から春になる頃に開かれる市のため、「節季市」とも呼ばれているとのこと。
ん??
節季市??
十日町にもあるじゃないか!
yukifurusatonoyome.hatenablog.com
やはり同じ雪国、文化が似ていますね~。
と、ちょっと脱線しましたが。
神社の境内には、竹細工や豆などを売る露店が並んでいました。
竹細工はなんともいえない味わいがありますね~。
ちなみにこちらの、ラクロスのスティックのような道具…。
何に使うか分かりますか?
これは、ゼンマイなどを煮た時に、すくいあげるために道具です!(名称は分からない…)
こういう食文化に根差した道具というのも、そそられるものがありますね!
鳥居の前には、JAしおざわさんのブースがあり、「みぞ切り機」が売っていました。
なるほど、これも農具(というか農機具)ですもんね…!!笑
飲食系の露店もたくさん出ていました。こちらは現代風なのもたくさん(笑)。
一宮神社の禰宜さん登場!
と、そんなこんなでわちゃわちゃしていたら、道の向こうから煌びやかな一行がいらっしゃいました!
厳かな雰囲気に圧倒され、とても話かける勇気などありませんでしたが、神保さんと、あの方がきっと禰宜さんだよね! ね! とこそこそ確認(笑)。
お宮で神事をされているのを、しっかりと拝見させていただきました!
お宮ではお札が売られており、後できいたところ「虫よけ」のお札なんだそうです。
きっと昔除草剤がなかったころに、大事な稲が虫害にあわないように願いを込めて、お札を神棚にあげていたんですね。
今でもたくさんの方が買っていかれていましたし、過去には他県から連絡があり、送ったこともあるそうです。
お宮は本当に歴史を感じられる建築で、特に天井の絵が興味深かったです。
こういうのについ見入っちゃいますよね~。
禰宜さんが手がすく時間まで待ちながら、私はつい良い「かんじき」があったのでお買い上げ!
値段は3000円代だったので、ホームセンターで買うよりも値段はしますが、かんじきがちょうどほしかったのと、しっかりとした作りだったので思い切って買いました!
大切に使いたいと思います☆
禰宜さんのお宅でお茶をいただいちゃう!
そして、Twitterでやりとりさせていただいていた「六つ季の家」のオーナーと、「六つ季の家」がある辻又集落の方とも合流!
実は「六つ季の家」オーナーさんは、数年前池谷集落に訪れたことがあった方で、まさかの再会にお互いに驚き! いやー世間って狭い(笑)。
「六つ季の家」は池谷から車で20分ほどで行けるので、ぜひ今度訪れてみたいです!
その後、集会所で慰労会(たぶん「直会(なおらえ)」だと思いますが)を終えた禰宜さんとも無事合流。
さらに、しかも宮司さん(禰宜さんのおじい様)に「うちでお茶でも飲んで行ってください」のお言葉に甘え、みんなでぞろぞろとお宅訪問!
お忙しいにも関わらず、色々とお話をしてくださり、大変貴重な経験となりました☆
宮司おじいちゃんのお話の中で印象的だったのは、
「農具市は、昔のホームセンターみたいなもの。ここに来れば色んなものをそろえることができたんだよ」
というお話。
農具市は、厳しい雪国の中で神社と生活が密接になっていた時代の証だと思うと、いつまでも続いていってほしいなぁと感じました。
神保さんの、農具市の記事もぜひ! かんじきを買う私がスクープされています(笑)。
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