十日町雪まつりに行った気になれるレポ ~雪の芸術作品編

雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです。

 

2月17~19日に行われた、十日町市の一大イベント「十日町雪まつり」。

前回は、メインイベントである「雪上カーニバル」についてレポしました。

yukifurusatonoyome.hatenablog.com

 

とにかく3日間はしゃぎすぎて、自分で思っていたよりも疲れたらしく、

昨日は燃えカスのようでした…(仕事には行きましたが)。

それだけ、雪まつりが楽しすぎたってことです笑

 

さて、十日町雪まつりの楽しいポイントは雪上カーニバルだけにあらず。

今日は、市民が作る「雪の芸術作品」についてご紹介したいと思います!

 

雪像の域を超えた、雪の芸術作品

「雪を友とし、雪を楽しむ」という住民の想いで始まった、十日町雪まつり

市民が作る「雪の芸術作品」は雪まつりの原点というべき見どころです。

 

市内全域に、芸術部門、特別部門、学童部門の作品が合計で70点も点在しています。

特に審査が行われる芸術部門の作品は、とにかく見ごたえが半端ない!!

言ってしまえば「雪像」なんですが、雪像の域をはるかに超えた、まさに雪のアートです。

 

作品は、審査員が作品を回る雪まつり初日17日の夜に完成します。

作品が一番美しいこのタイミングを狙って、作品めぐりをしてきました。

めぐり始めて最初の方の作品は、まだ最後の仕上げをしているところもあり、一生懸命に作っている方の姿も感動します。

 

もったいぶらずに、トップ入賞の作品から!

芸術部門34点のうち、22作品が入賞します。

トップの市長賞は2作品!(審査員が二手に分かれて審査するので)

まず1作品目は、七和地区振興会の「アリスが迷い込んだアンコールワット」。

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 とにかく、ここは世界観が独特!!

昨年は「本当にあったもう一つのアリス」という作品で、アリスシリーズでした。

去年も市長賞を獲得しているので、2年連続です。

 

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 うーん、引き込まれますね…。

来年はどんなモチーフなのか、今から期待が高まります。

 

もう一つの市長賞は、水沢雪まつり会の「蒼天」。

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ここは、和のモチーフが多いですね。

あと雪のなめらかさが美しいんですよ~!

龍が持っている玉や、雲のすべすべ感がたまらないです。

 

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 うーん、雪とは思えない造形のこまかさ…。

素晴らしいです。

 

迫力ある2位作品!

実質の2位となる十日町市観光協会長賞は、アウト・ドア・ファミリー4クラブの「古城 零れ桜の頃」。

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熊本城をモチーフにしたそうです。

ここは人物の雪像がいつも上手だなーと思ってみています。

 

ちなみに、到着した時は雨除けのためブルーシートをかけていたんですが、私たちが大勢で行ったからか、外してくださいました。

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審査員が来る前に雨で少しでも崩れてしまったら嫌だろうに…。

でも、見物に来たお客さんが見られるようにシートを外してくれたところに、十日町の方の温かさを感じられてとても嬉しかったです。

無事に2位入賞できて良かったです!

 

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夜空に雪の熊本城が映えて、とっても綺麗でした。

 

もう一つの2位作品は、十日町市議会議長賞の本町一丁目四区合同「GoーギDoー‼」。

(夜回れなかったので、翌日行ってきました)

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もうもう、大迫力!!

遠近感があって、本当にモンスターが襲ってきたかのようなリアルな作品でした。

 

作品の説明も丁寧にありました。

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「ごーぎどー!」というのは、十日町弁で「すごいな!」という意味。

本当に「ごーぎどー!」と言いたくなるような、大迫力作品でした。

 

十日町らしいモチーフの作品

様々なモチーフの作品がある中で、十日町ならではの作品も。

愛ing下条の「十日町の、おくりもの」(十日町農業協同組合経営管理委員会長賞)は、伊調選手の国民栄誉賞受賞のお祝いに、十日町の着物を贈ったエピソードをモチーフにしたそうです。

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 十日町には女子レスリングの合宿所(桜花レスリング道場)があるため、女子レスリングとは深いかかわりがあるんです。

 

また、十日町で出土した縄文土器をモチーフにした作品も。

上新田いずみ会の「どき土器わく輪く」(キリン賞)。

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この発掘している人が、なんかツボでした…笑

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裏には、新潟県ゆるキャラ・レルヒさんとトッキッキ、十日町市ゆるキャラ・ネージュが。

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なんだかぎこちない感じが…可愛かったです笑

 

私のお気に入り作品

どれも素敵なんですが、なかでも私が気に入った作品を2つご紹介。

一つは、田麦有志と日本大学芸術学部の「浮世の苦楽は壁一重」(十日町織物工業協同組合理事長賞)。

表には、ふくふく顔のえびす様が。

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裏には、ゴジラ写楽が!

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さすが、日大芸術学部の鞍掛先生と学生さんが関わっている作品だけあります。

タイトルにもモチーフにもセンスを感じられる作品でした。

 

もう一つは、あてま有志の会の「森の隠れ家」(十日町平成ライオンズクラブ賞)。

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ろうそくの灯った回廊を進んでいくと…。

 

林の中に作品が!

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場所とメルヘンな雪像がマッチした、アイディア作品です。

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なんだか、とってもディ●ニーっぽい…笑

 

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犬のとぼけた表情と、おしりに癒されます笑

 

雪国人の本気を見よ!

さて、8作品ご紹介してきましたが、まだまだ素晴らしい作品はたくさんあります。

何しろ入賞作品だけでも、22作品ありますから…。

 

入賞作品は公式HPでも紹介されていますが、やっぱり実物を見てほしい!

体感型だったり、裏表があったりと、どの作品も色んな工夫がされています。

雪の質感を感じられるぐらい近くで見てもらうと、さらに感動すること間違いなしです!

 ぜひ来年は、直に見に来てくださいね☆

 

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