池谷集落の村人に聞いた、昔のタバコ栽培の話が面白かった!
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです。
最近リアルで会う方に、「ブログ読んでるよ!で、旦那さんとのなれそめはいつ書くの??」と聞かれることがあります(^▽^;)
読んでいただいていて、大変ありがとうございます…!!
大したなれそめじゃないですが、おいおい書きますので気長にお待ちいただけると嬉しいです…(^_-)-☆
ところで先日、仕事で池谷集落の村の人にインタビューする機会がありました。
昔のことを色々お伺いしたのですが、その中で「葉タバコ」の栽培をしていたころの話も出てきました。
大変面白かったのですが、文字数の都合上、仕事の原稿には載せられなかったので、ここでご紹介したいと思います!
インタビューに応じてくれたのは、庭野功(つとむ)さん、ヒサさんご夫婦。
屋号が「隠居」なので、村の中では「隠居さん」と呼ばれています。
同じ苗字の人が多い地域なので、屋号で呼び合うのはこの辺では当たり前。
そして、私が今まで聞いた中で「隠居」がよくある屋号No.1です!
隠居する人が多かったのかなぁ笑
さて、そもそもタバコはナス科タバコ属の分類で、アメリカ大陸が原産地。
JTのサイトによると、日本原産種もあり、現在31の県で栽培されているようです。
池谷集落でも農協の指導があり、村の方が若かった頃、葉タバコの栽培は盛んに行われていたそうです。
池谷集落は魚沼産コシヒカリの産地とはいえ、耕地面積の限られた棚田での稲作だけでは一家を養う収入が十分には得られないため、葉タバコや銀杏などほかの作物も栽培していました。
いやはや、池谷の人たちは色んな経験を乗り越えてきたんだなぁと改めて思います。
さて、肝心の隠居さんたちのインタビュー。
(隠居母)葉タバコは、昔は「ケンカ草(ぐさ)」なんて言ったりしたね。「タバコ作ると忙しすぎてケンカする」なんて言ってさ。
(隠居父)いや、本当だったねぇ。雪が消える前から雪が降るまで約1年中、タバコ、タバコ、タバコだったねぇ。
手作業なんだんがねぇ(=だからねぇ)。苗を植えたり、夏は下から一枚ずつ(葉を)かいて(=収穫して)いって、縄にさして。それから、ビニールハウスの中にみんなぶら下げて…。雨がふるとかぶれるし、生ものだからねぇ。天気がよすぎて急に乾くのもダメだっていって。面倒で、難しかったねぇ。
収穫の最盛期はちょうど、中学生や高校生が夏休みの時だから、収穫した葉タバコを縄にあむアルバイトに来てもらう家もあったね。3~4メートルくらいの縄で、一連いくらでお金を払ってさ。だいぶやってもらったねぇ。
一連編むといくらになるっていって、一生懸命に競争してやってたねぇ。
夏はタバコもやって、田んぼの草刈りもやってねぇ。秋になると、乾燥した葉タバコを縄から外して、いいやつと悪いやつを仕分けて、梱包して、秋雪の降るちょっと前に、小千谷の集荷場に運送会社の車で出して。収穫が終わると、雪がふるころでね。
(私) それじゃあ、田んぼもしなきゃいけないしで大変ですねぇ!
そうそう、だから「ケンカ草」っていったんだよ。
そりゃケンカもしますね! 男の人も大変だけど、女の人も家のことも子育てもしてだから、かなり大変ですよね。
そういう作業内容をふせておいて、嫁にもらったもんだから…笑。
そうだったんですか!笑
どこの母ちゃん連中も「だまされた」って言ってね笑。 いやー、今になってみると笑い話だね笑。
(笑)
たしかにそんなに大変だったら、「だまされた」と言いたくなりますね苦笑
それでも、50年以上連れ添っている隠居さん夫婦は本当にすごいです…!!
人生の大先輩から学ぶことは、本当にいっぱいです!
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