大地の芸術祭作品×地元パフォーマンス! 朧祭を開催しました!

ついに、十日町市津南町で「大地の芸術祭」が始まりました!

少し作品めぐりをしてきたのですが、まだまだ行きたいところがたくさんの雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。

芸術祭効果か、関連記事の閲覧も多いようなので、どんどんアウトプットしていけたらなーと思います!

 

と、その前に…。

先日地元地区で、芸術祭作品と地元パフォーマンスのコラボイベントを行ったので、その話をば!

 

月(夜の作品)+龍(龍神さま)で、“朧”祭!

イベントの舞台は、大地の芸術祭作品「アトラスの哀歌」が公開されている高龍神社。

このブログでも以前記事を書いているのですが、私が住む地区の神社であり、作品制作中は色々とお手伝いさせていただきました。

yukifurusatonoyome.hatenablog.com

 

 作品完成のお祝いに、地元女性ダンスチームで縄文ダンスをプレゼントしたところ、作家のエマ・マリグさんにも大変喜んでいただいたし、見に来た地元の方にも大変好評でした。

それで、ぜひ大地の芸術祭期間中にイベントをやって、もっとたくさんの方に見ていただこう!と盛り上がったのが、今回のきっかけ。

言い出しっぺの私が企画の中心をやらせていただきました。

 

イベントのねらいは2つ。

まず、多くの方に来てもらって、地区をPRすること。

それから、地区内にまだ芸術祭作品が少なく、住民の関心度が低いという現状があるので、地区発信のイベントをすることで、地区の人にも大地の芸術祭への関心を高めてもらいたいな、と思いました。

 

そのためにも、魅力的な内容にしなくてはいけません。

出演者は、地元のパフォーマンスチーム。プロではありませんから、正直パフォーマンス自体がすごく魅力的かというと、そこまででもない。

でも、「アトラスの哀歌」と趣きのある神社という最高の舞台でやることで、魅力が何倍にもなります。

 

さらに、限定的な価値を加えます。

それは、作品の公開時間が17時半で終了するので、通常みることができない作品の夜の姿が見られるということ。

中から光をあてている作品なので、暗くなった時に見ると、大変大変美しいのです。

 

そしてイベント名は、光り輝く作品が月のようにみえることと、神社がお祀りしている龍神さまからとって、「月+龍」で「朧(おぼろ)祭」にしました。

 

幻想的な、最高の一夜が完成!

開催日は8月4日。

実は、7月上旬から約1ヶ月あまり十日町では雨が降っておらず、田んぼや畑に大きな影響が出ていました。

舞台の高龍神社は、龍神さまをお祀りしていることから、雨ごいをすると必ず雨が降るという謂れのある神社です。

なので急遽、地元のお寺の住職に、雨ごいのお経をあげていただくことに。

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力強いお経が龍神さまに届き、2日後の8月6日は大雨警報が出るほどのまとまった雨が降りました!! すごい!!

 

メインのパフォーマンスは、3組。

まず、地元の小中学生の太鼓チーム「笹山縄文太鼓」。

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地元で縄文といえばこの人! な縄文ダンサー・ツネルペさん。

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そして、地元女性陣のダンサーチーム「風のダンサーズ」。

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作品の夜の姿も、たっぷりと堪能してもらいました。 

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社殿の入り口と作品がちょうどおさまるようにと、エマさんがこだわりぬいた理由が、この美しさから伝わってきます。

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人が立つと、影絵のようになって、また綺麗なんですよね~。

いつまでも見ていてたい、見惚れる夜の姿です。

 

オール地元で作り上げるイベント

本当に、作品と地元のパフォーマンスが融合した、幻想的なひと時となりました。

お客さまは、おそらく100人を超えたと思います。

地元の人はもちろん、芸術祭のボランティアスタッフや、ちょうど来ていた観光客の方も。

ブログで紹介してくださった方も!

marco-g.net

 

とにかく最高の一言だったのですが、特に私が印象深かったのは、地区の皆さんと一緒にイベントを作りあげられたこと。

私がメインの企画担当でしたが、私一人では到底イベントを行うことはできません。

雨ごいを思いついて諸々手配してくださったのは地区振興会の会長だし、縄文ダンサーのツネルペさんには音響機械を手配していただきました。

当日の準備や片付けは、地区の皆さんにたくさん手伝っていただきました。

足りない機材を持ってきていただいたり、ろうそくをつけて並べていただいたり、誰かが指示をしなくても、皆さん本当に動きがいい! イベントが多い地区だからこそです。

 

出演者をよそから呼んできたり、音響を業者に頼んだりという話もあったのですが、結果的にオール地元でやって本当に良かったなぁと感じました。

さらに大地の芸術祭の「地域みがき」を感じた朧祭でした。

 

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