「十日町シネマパラダイス」10年間ありがとう。最後の上映会。

皆さんは、繰り返し繰り返し見ても飽きないぐらい、大好きな映画ってありますか?

ディズニー版「美女と野獣」が大好きな、雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。

 

以前、ブログでもご紹介しましたが、十日町唯一の映画館「十日町シネマパラダイス」が今日で10年の歴史を閉じました。

yukifurusatonoyome.hatenablog.com

 

最終日の今日は、館名の由来にもなった「ニューシネマ・パラダイス」の無料上映会が開かれました。

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私は10時半からの上映に行ってきました。

10時少し前に到着したところ、駐車場はほぼ満車。席も半分近く埋まっていました。

 

ロビーの一角に、寄せ書きコーナーが。上映後に私も書かせていただきました。

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十日町唯一の映画館であり、メジャー作品からミニシアター系の作品まで幅広く上映していた良い映画館だったので、本当に本当に閉館は残念です。

ロビーにおいてあったノートも、寄せ書きコーナーの脇に置いてありましたが、閉館を惜しむ声がたくさん書き込まれていました。

 

無料上映した「ニューシネマ・パライダイス」、私は初めての鑑賞でしたが、一つの映画館の最後を飾るのにこれ以上ふさわしい映画はないと思います。

(名作中の名作なので、多少作品内容に触れた表現になるのはお許しください…)

映画の中で多くの時間を割かれて描かれているのが、映画を見て楽しむ人々の姿。

第二次世界大戦後のシチリア島の小さな村が舞台ということで、人々の娯楽は映画しかなく、教会が映画館をかねていたため、映画館がコミュニティの中核にもなっていました。同じ場所に集まり同じ映画を見て、笑い泣き楽しむ人々。

人々が映画を愛した時代…。

 

しかし、物語の終盤では他の娯楽の影響で映画館は潰れてしまい、建物も取り壊されてしまいます。

「ニューシネマ・パラダイス」の映画館の物語は続きがありませんが、「十日町シネマパラダイス」はまだ物語を紡ぐことができます。

上映会前「映画の灯を消さずにいたい」という副館長のご挨拶があり、「十日町シネマパラダイス」を存続させたいという有志の会の方からのご挨拶もありました。

具体的にどんな風に存続させていくか、まだ決まってはいないということでしたが、そういう動きがあるだけでも希望を感じることができます。

本当に素晴らしい施設なので、今後も上映イベントやコンサートなどに活用されていくといいなぁと思います。

 

例えば上越市高田にある高田世界館では、若い方たちが中心になって映画館を盛り上げています。観客参加型のイベントもあるようで楽しそう。

 映画館も単なる映画を見るだけの場所ではなく、関わりしろを持った新しいコミュニティに進化することが必要なのかもと感じます。

十日町ニューシネマ・パラダイス」の物語が今後紡がれていきますように。

関係者の皆様、10年間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

 

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「ニューシネマ・パラダイス」については、こちらの方の分析がめちゃくちゃ読み応えがあるのでぜひ…!

映画ニューシネマ・パラダイスを徹底分析する ( その他映画 ) - 勝手にメディア社会論 - Yahoo!ブログ

 

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