「魚沼の里」は食のテーマパーク! 日本酒好きにも、そうでない方にもオススメ♪

昨日雪を降らしまくってスッキリしたのか、今日は澄み渡る青空になりました。

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昨日のことは夢だったんじゃないかと思ってしまう、雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。

でもこういう美しい雪景色を見られるから、やっぱり雪は嫌いになれません。

今回は、そんな雪を上手に利用している「魚沼の里」をご紹介します!

 

雪は大変なばかりじゃない! 大切な資源でもあるんです。

今年は特に普段雪があまり降らないところで大雪に見舞われているので、雪の大変なところばかりフォーカスされている印象がありますが、昔から雪国の人たちは雪を資源とし、上手に付き合ってきました。

例えば、キャベツやにんじんをあえて雪の中で越冬させることで、新鮮なまま保存し、よりおいしく食べることができます。

十日町は着物の産地なので、織った布を雪の上において漂白するという「雪さらし」も行われてきました。

そして、冷蔵庫がなかった時代は「雪室(ゆきむろ)」を作り野菜を保管したり、夏場まで保存した雪で生鮮食品を冷やすこともしていました。

現在ではそういったことはしなくなりましたが、雪室は今でも存在します。

その雪室がある、十日町市のお隣・南魚沼市にある「魚沼の里」に先日行ってきました。

 

お酒がストレスフリーで保管できる「雪室」

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「魚沼の里」にある八海山雪室は見学ツアーも行っていて、当日申込制で参加することができます。スタッフの方が丁寧に説明してくださいました。

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雪室には2種類あり、直接雪の中に保管物をいれる「かまくら型」と、保管物と別の空間に雪を入れ冷気で冷やす「氷室(ひむろ)型」があるそうです。

昔は「かまくら型」が主流であったそうで、十日町にあった雪室の写真が展示してありました。

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雪室が生活に密着していたのが感じられます。

現在では、場所や効率性を考えて「氷室型」が主流となっていて、八海山雪室も「氷室方」の雪室です。

 

こちらが、雪室貯蔵している日本酒のタンクです。2万リットルのタンクが、20本あるそうです。

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室内なのでもちろん太陽光や風を通さず、冷蔵庫のように振動もないので、お酒にストレスがかからないため、まろやかな味になるそうです。

お酒も人間同様、ストレスフリーが大事なんですね(笑)。

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室内温度は、約3度。寒いように感じますが、最近マイナス気温を見慣れていたので、むしろ温かく感じます…笑。

一定の温度に保てるのも、雪室の良いところです。

雪室内では他にも、野菜やコーヒーなどが保管されているそうです。

 

そして、肝心の雪はお隣の空間に山となっていました!

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パッと見た感想は、「きたなっ!!」笑

雪は空中のチリを含んでいるので、溶けるとチリが表面に表れてこうなるそうです。

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こちらの雪室では、約1000トンの雪を貯蔵できるとのこと。

雪は継ぎ足し継ぎ足し入れていくので、下の方には雪室ができた年である2013年の雪もあるそうです。地層ならぬ、雪層があるということですね(見分けはつかないだろうけど…)。

ちなみに、雪は「魚沼の里」の敷地内の雪をとってくるそうですが、昨年は雪が少なくて十日町からも雪を持ってきたそうです。十日町の雪が入っていると思うと、なんだか嬉しいですね笑。

 

試飲カウンターで、自分好みのお酒を見つけよう♪

雪室を出ると、ズラリと並んだ酒樽が。

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こちらは、八海山焼酎の樽です。

そう、八海山というと日本酒のイメージですが、焼酎や梅酒、ビールといった他のお酒も製造しているんです! 最近では甘酒が大ヒットしていて、スーパーやコンビニにも置いてあります。

そんな様々な種類のお酒を試飲できるのが、こちらのカウンター。

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ドライバーじゃないのをいいことに、めっちゃ試飲させてもらいました笑。

まず、先ほどの雪室で貯蔵されていた日本酒を試飲。

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3年雪室で貯蔵したお酒は、確かに舌触りがまろやかでした! 飲み比べてみるとその差は歴然。

そして、私の大好きな梅酒を試飲…♡

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梅酒もなんと3種類もあります!

一番左の日本酒で仕込んだ梅酒は、すっきりとした味わい。真ん中の焼酎で仕込んだ梅酒は濃厚な味わい。一番右の焼酎仕込みの梅酒に、さらに梅ペーストを加えた「にごり」は、より濃厚な梅の味が楽しめます。

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どれにしようか迷いましたが…。梅好きなので、「にごり」をお買い上げ! お湯割りにしてちまちま飲んで楽しんでおります♪

正直日本酒も焼酎も、知識はほとんどありませんでしたが、スタッフの方が丁寧に説明してくださったのでとても分かりやすかったです!

 

魚沼の里には、他にも楽しみがいっぱい! 

今回は雪室を中心にご紹介しましたが、魚沼の里には他にも色んな施設があります。

食堂も充実していて、「そば屋長森」「城内食堂 武火文化」「みんなの社員食堂」と3か所あります。

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私たちは「そば屋長森」でおそばを楽しみました。

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食事の後は、「YUKIMURO CAFE」へ。

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ガンジー牛のミルクソフトクリームや、麹ラテなどをいただけます。

私は友だちオススメの、あまさけフルーツラッシーを注文!

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甘さスッキリで、デザート代わりにばっちりでした。

 

他にも、バームクーヘンなどを売っている「菓子処さとや」、オシャレなキッチン雑貨を販売している「okatte」、最近ではパン屋「さとやベーカリー」もオープンして、食のテーマパークといっても過言ではありません。

 

そして、八海山の麓という好立地なので、景色が最高に美しいです!

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日本酒好きはもちろん、ご家族連れもカップルも、誰でも楽しめる「魚沼の里」!

ぜひ休日に訪れてみてはいかがでしょうか?

 

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魚沼の里

〒949-7112 新潟県南魚沼市長森

[営業時間] 10:00~17:00/[定休日]なし(元日のみ)

HP:http://www.uonuma-no-sato.jp/

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