帰れマンデー秘境路線バスの旅in十日町! 地元人が徹底解説してみた!

雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。

昨日はテレビ朝日の「帰れマンデー見っけ隊!!3時間SP」で十日町市の松代と松之山が出ましたね~!

www.tv-asahi.co.jp

 

全国放送のゴールデンということで、ご覧になった方も多いのではないでしょうか?

大阪の実家の母からも、「十日町出てるよ!」と電話がかかってきました笑。

前回の「大地の芸術祭・最難関作品シリーズ」も進めたいところですが、せっかくなので番組の内容について書いていきたいと思います!

 

秘境路線バスに乗って、飲食店を探そう!

松代・松之山が舞台となったのは、「秘境路線バスに乗って飲食店を見つける旅 バスごろく」というコーナー。

出演者は、サンドウィッチマンの2人に、菜々緒さん、滝沢カレンさん。

サンドウィッチマンさんは数年前に、十日町雪まつりの雪上カーニバルの司会をしてくださったことがありましたね~。

 

内容は、サイコロを振って出た目の数だけバス停をすすみ、降りたバス停から歩いて飲食店を見つけるまで次にバスに乗れない、というルール。

松代~松之山は大地の芸術祭めぐりでかなり通りましたが、飲食店あるか??という印象…。 

地元の人はきっとみんな不安に思ったでしょう(笑)。その不安は的中したのか!?

 

オシャレ古民家レストランで、すべりだしは最高!

バス停のスタートは、松代地区「太平(たいへい)」。

まずは、サイコロの「3」が出て、「病院入口」へ。

ラッキーなことに松代商店街エリアのバス停なので、飲食店はたくさんある!

というか、路線図を見ると出目が何であっても、松代商店街あたりのバス停のどこかしらに着くようになっているのね笑。

 

一行は美容院(理髪店かも)のお母さんの案内で、「澁い」に。

https://www.facebook.com/karl.bengs.shibui/

ここは、ドイツ人建築デザイナーのカール・ベンクスさんが旅館を改修した建物の1階にあるレストラン。カールさんも出演されていましたね!

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オレンジがひと際目をひく、和と洋の融合が素晴らしい建物です。

ちなみに2階は、カールさんのオフィスになっています。

 

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 一行は、キッシュとオープンサンドを食べていました。

とってもおいしいんですが、サンドさんには量が足りなかったんじゃないかな?笑。

 

やっとたどり着いた2軒目は、地元人が愛する食堂!

「澁い」でオシャレなごはんを楽しんだあと、最寄のバス停「松代支所前」から乗る一行。

肝心のサイコロは「6」が出て、ラッキー!と思いきや…。

下車したバス停「小谷」の周りには、飲食店なーーーーんもなし…

 

うん、だよね(笑)。

 

そうなると思ってた…。

出目が1~3あたりだったら、確か飲食店が2軒ほどあったとは思うんだけど、そこから先になると民家ばかりの飲食店不毛地帯

まぁ田舎ってそうですよね。

 

そこから飲食店があることを信じ、ひたすら歩く一行…。

道中で、キョロロの看板を発見! そこには「さとやまキッチン」の案内も。

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大地の芸術祭」の拠点施設の一つ、「森の学校」キョロロ。

越後松之山「森の学校」キョロロ – 十日町市立里山科学館

ちなみに番組では、本筋からそれるためか「大地の芸術祭」に関する説明は総スルーでしたね。作品はちらっと出たりしていましたが。

 

「さとやまキッチン」はキョロロ併設のレストラン。

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芸術祭めぐった時に行きました! 地元野菜とお米が楽しめます♪ 

 

飲食店はあるにはあったけれど、バスコースから外れた1.5キロ先にあるということで、一行は行かないことを決断。

行かなかったけれど、「キョロロ」と「さとやまキッチン」の紹介はされていました。

 あとこの時道を聞いていたのが、「ゆきぐに森林組合 松之山なめこ工場」の方でした。

この工場で全国の1割のなめこを作っているんですって! 知らなかった!

 

その後、松之山名物の「志んこ餅」の小島屋製菓店さんに立ち寄り。

松之山温泉銘菓志んこ餅(しんこもち)の小島屋製菓店 - 新潟県十日町市松之山 - 松之山温泉名物、お土産に最適です。

(↑すごい立派なホームページ…!!)

 しんこ餅美味しいですよね~。なかなか買いにいけないけど。

あとお店のお姉さんが、菜々緒さんのことを「CGみたい」と言っていてウケました笑。本当、あのスタイルが現れたらそう思っちゃうよね。

 

そして再び歩きに歩き、懐かしい感じの食堂 並木屋さんを発見!!

「小谷」から約2.5キロ、ずっと登り坂をよく歩いた!

食堂 並木屋 – 十日町市観光協会 どきどき十日町 | 棚田・美人林・清津峡

 この食堂は知りませんでした~。まさしく地元の人が通うって感じの食堂でした。

自家製面のラーメンがおいしそうでしたね~。十日町というとおそばのイメージですが、新潟はラーメン王国でもあるので、十日町もおいしいラーメン屋さん多いです。

今度松之山に行く時は食べに行ってみようっと!

 

歩きまくったゴールの先に待っていたのは…!

ようやくバスに乗れる!と思って振ったサイコロの出目は、なんと「1」…!!

落ち込むカレンちゃんを「テレビ的には100点だよ!」となぐさめる菜々緒さんが素敵でした。

とはいえ、またもやひたすら歩き…。

最終的には約3キロを歩いて、ゴールの「松之山温泉」に到着! 

ほとんどバス乗ってない!笑 

太平~松之山温泉が約11キロなので、バスに乗った距離と歩いた距離が変わらないくらいですね笑。いやー本当よく歩いたよ~。

 

バス停の終着駅に着いたものの、最後に飲食店を見つけなければ本当のゴールではない、ということで飲食店を探す一行。

しかし、17時を過ぎてしまっていて、飲食店はあるけれど休みだったり営業時間外だったり…。

あいにく休業だったそばの「滝見屋」さんは、以前ブログでご紹介したところ。

yukifurusatonoyome.hatenablog.com

 ユニークなそば屋さんなので、立ち寄ってもらえず残念。

他にも温泉街はおいしい飲食店があるのですが…。17時とは絶妙な営業時間外。

 

最終的に、松之山温泉の「ひなの宿 ちとせ」さんにイン!

湯治豚と棚田鍋、そして温泉を堪能していらっしゃいました。たくさん歩いて疲れた体を癒せたかしら??

chitose.tv

 テレビ効果で、ちとせさんは放送終了後予約がたくさん入ったみたいです~。良かった良かった!

宿泊だけでなく、ランチだけでも、日帰り入浴も可能なのが地元人には嬉しいです。

 

一行にはかなーりハードな旅路になったようですが、松代・松之山がいっぱい紹介され、とっても楽しめた内容でした!

ぜひこれを見て、訪れてくれる方が増えるといいですね☆

 

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【大地の芸術祭】勝手に認定エリア毎最難関作品!~十日町エリア~

大地の芸術祭」ロスに続き、「半分、青い」ロスが始まりそうな雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。

ずいぶんとぶりに朝ドラにはまったので…。次の「まんぷく」も楽しみです!

 

さて今回の「大地の芸術祭」の入込数が発表されましたね!

前回から約3万人増の約54万人とのことです!

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」来場者数発表! - 大地の芸術祭の里

 

たくさんの方に来ていただいた「大地の芸術祭」、378作品ある中で駅チカで行きやすいところもあれば、そうでないところもあり…。

コンプリートした人間だからこそご紹介できる(かもしれない)、エリア毎の最難関作品&行くのしんどかった作品をボチボチとご紹介したいと思います~!

 

十日町エリア最難関 T398 Welcome

今回の新作の中で、ある意味で注目度の高かった作品「Welcome」。

Welcome - 大地の芸術祭の里

なぜかというと、作品を見るのに約1.5キロ歩かないといけないというそのハードさ!!

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中手(なかて)集落の黒滝という、集落の人にも存在を忘れられていたくらい奥地にある滝までの道中と展望台に、椅子の作品が展開されていました。

 

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訪れた時は、ちょうど稲刈りをしている頃でした。

田んぼの畦にも作品が。

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 ここら辺までは車も通れる道なのですが、途中からはほとんどけもの道のような細い山道に。

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 歩くのは大変ですが、だからこそ作品にたどり着いた時の感動はひとしおです。

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そして黒滝をのぞむ展望台に到着~!

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 雨が続いた後だったので、水量もそれなりにあり、見ごたえがありました。

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展望台にも作品。

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友人とおしゃべりしながらテクテク歩いて、往復40分かかりました。

ちなみに帰りの方が上り坂になるので、行きよりも帰りの方がしんどいのがミソ(笑)。

十日町エリア内、いや全エリア内でも一番に歩く必要がある作品なので、エリア内最難関作品に認定!!笑

 

最難関作品ですが、自然との調和が美しい、まさしく「大地の芸術祭」的作品なので人気が高く、公開期間が延長されて10月8日まで楽しめることができます。

涼しくなった今だからこそ、見に行きやすいのでオススメです!

 

www.echigo-tsumari.jp

 

 

yukifurusatonoyome.hatenablog.com

 

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【大地の芸術祭】コンプリート達成しました!!!

9月に入って、すっかり秋めいてきましたね~。

雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。

 

今年の夏はとにかく!!! 「大地の芸術祭」にドはまりでした。

どれぐらいハマったかというと…

全作品の鑑賞! つまりコンプリートを達成しちゃいました~~~!!!

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スタンプページはこんな状態です。

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なぜコンプリートを目指したのか?

実はコンプリートを目指すことにしたのは、9月に入ってから。

コンプリート常連者の方たちは、大体8月中には達成しているので、スロースタートでした。

開幕前に「今回はコンプリートしようかな~」とチラッと思ったのですが、ガイドブックの地図を見ると、広い越後妻有地域に点在する想像以上の作品の数に、「こりゃ無理だわ…」とあきらめていました。

 

しかし、9月頭にコンプリート経験者の方から、こんなことを聞いて心に火がつきました!

それは、「コンプリート者を呼んでのお茶会がある」ということ!

えー!何それー!!なんか面白そう!! と率直に思いました。

しかも、前回(2015年)はコンプリート者が400人ほどいたということで、思っているよりも多いんだな、と感じました。

 

とはいえ、平日は仕事があるし、51日間の会期も半分以上過ぎてしまっているし、間に合うだろうか? コンプリートできるだろうか? と不安でした。

しかし、「大地の芸術祭」を楽しみきりたい!という想いと同時に、私にはこんな思いがありました。

それは、「何かを成し遂げたい」という気持ち。

 

正直なところ、とても飽きっぽい性格なので、今までの人生の中で何かを「やりきった!!」と思えることがありませんでした。

でも「大地の芸術祭」は頑張れば、こんな私でもコンプリートという達成感を味わえることができます。

3年後の次回になったら、子どもがいるかもしれないし、自由に芸術祭まわりができる環境じゃないかもしれない。

 

そう考えたら、

「やるなら今でしょ!!!!」

と、遅まきながらコンプリートを目指して頑張ることにしたのでした!

 

コンプリートにかかった日にち

「コンプリートしました~!」と人に言うと、大体「何日かかったの?」と聞かれます。

数えてみたら、19日かかっていました。

1日フルでまわった日もあれば、すきま時間で1~2箇所だけ回った日もあるので、少々時間をかけた方だと思います。

 

ちなみに前述の経験者の方は、今回2週間ほどで達成したそうです。

そして私が聞いた中で、最短記録は「3日」!!!

どんだけのツワモノなんだ!!

きっとコンプリート常連者で、過去作品はスタンプ押すだけなんだと思いますが…。

それでも新作は歩く作品が割と多かった印象なので、3日はかなり頑張らないと厳しいだろうなと思います。

 

個人的に決めた2つのルール

ところで、個人的にコンプリートするにあたってのルールを2つ決めました。

1つ目は、「1枚以上写真を撮って、作品を適度に楽しむこと」。

私は今回初めての挑戦で、過去作のほとんどが見たことない作品でした。

なので、ただスタンプを押して、よくよく見ずにはい次~というのは寂しいので、どんな作品でもちゃんと楽しもうと決めました。

 

それから、「車は指定の駐車場に(なるべく)停めること」。

地方あるあるではありますが、車社会なので目的地に車を横付けできるのは当たり前!というのが、十日町人の感覚。

しかし芸術祭の作品の中には、特に空き家を活用しているものなどは、事務局が決めている駐車場から多少の徒歩移動が必要な作品も数多くあります。

終盤に向かうにつれ来場者も増えていくので、鑑賞マナーは守ろうと決めました。

 

コンプリートしたことで気づいたこと

そんなこんなで会期最終日ギリギリを使い切って、コンプリートを達成できたのですが、いくつか気づいたことがあります。

 

まず、9月に入ってからの方がまわりやすい、ということ。

特に今年8月は酷暑だったので、駐車場から歩いたり野外作品を徒歩で鑑賞したりはしんどかっただろうな~と。

実際8月にも少し回っていたのですが、本当に暑くて移動するだけで大変だった!!

私はたまたま9月に入ってからコンプリートを目指しましたが、気候的にはかなり合っていたな~と思いました。

ただ雨も日も多かったので、天気予報とはにらめっこしながら計画していました。

 

それから、話題作品以外も面白い作品がたくさんある、ということ。

約380点もあると、正直どの作品も傑作かというとそうでもなく、特に初期の作品は「なんだこれ?」と思うようなものも。

でも、SNSでバズっているもの以外でも、ノーマークだったけど、これはいい作品だな~というのはいくつもありました。

コンプリートしたからこそ、そういう作品に出会えてよかったと思います。

 

そして何よりも、コンプリートを目指すなら地元に住むのが一番!!ということ。

最短3日でまわれるといえど、一日フルでまわると結構疲れます…。

無理なく楽しんでまわるには、やっぱり1週間以上は欲しいところ。

地元に住んでいれば、すきま時間に1~2作品まわったり、天気に合わせてコースを変えたり、フットワーク軽く行ける場合も。

芸術祭は作品だけでなく、イベントもたくさんあるし、とにかく51日間の会期中ずっとお祭りで色んなことが同時多発的に起きるので、地元にいてすぐに行けるのは最大のアドバンテージだなと思いました。

 

大地の芸術祭はまだまだ終わらない!!

本会期は終わってしまいましたが、現在秋会期が開催中です!

季節ごとの会期は今までもやっていますが、やはり本会期直後だからこそ、恒久作品ではない人気作品が延長で見られたりと、見逃せない見どころがたくさん!!

www.echigo-tsumari.jp

 

私も芸術祭ロスを埋めるべく、本会期を振り返る記事をこれから書いていこうと思います!!

 

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