移住嫁が考える、ギルドハウス十日町のここがすごい!

雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです。

今日の記事は、ギルドハウス十日町アドベントカレンダーに参加しています。

ギルドハウス十日町 Advent Calendar 2017 - Adventar

 

アドベントカレンダーについて簡単に説明すると、12月1日からクリスマスの25日までの間、様々な人がブログを書いていくというものです。

昨年やっている様子を楽しそうだな~とみていたので、私も自分のブログを開設したし、書かせていただくことにしました!

 

そして、アドベントカレンダーから私のブログに初めて来てくださった方、どうもありがとうございます!

私がどんな人物か気になる方は、過去記事をぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

 

さて、十日町市津池集落にある住み開きの古民家ギルドハウス十日町

今年も様々なイベントなどで楽しませていただきました。

ソトコトの指出編集長とのイベントに参加したり、夏にはギルドマスターのハルさんと女将のまちこさんの結婚式、時には十日町きもの女王を連れて行ったり…。

 

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思い出話をするのも楽しいですが、すでにブログに書いていますし、アドベントカレンダーでは住民の方が一年を振り返っていたり、訪問者の方がギルドハウスに来た時のことを書いたりしているので、私も同じように書くのは、なんかちょっと「芸」がないな…と思い至りまして。

 

いろいろ考えた結果、十日町移住7年目、地域おこしに携わるものとして、ギルドハウス十日町のすごいところを書こうと思います!

題して…

ギルドハウス十日町のここがすごい!

ハンパない吸引力!

まずは、何といっても人を引き寄せる吸引力! 十日町のダイソンと呼びたいくらいです笑。

私は仕事で農作業体験イベントとか企画していますが、人を集めるのって一番大変なんですよね…。

なのに、十日町の山の中にある古民家に、約2年半で訪れた人はのべ6000人以上というから驚きです。

 

日々いろんな人がやってくるから、常連だろうが新顔だろうが一緒に茶の間を囲み、時には初めて訪れた人としばらく話し込んでから、「で、どなたでしたっけ?」ということもあるそうな…(防犯大丈夫かなww)

そのゆるーい雰囲気もギルドハウス十日町の魅力ですね。

 

おもしろいことが次々生まれる!

そうやっていろーんな人が集まるところには、きっと面白いアイディアが自然に沸いてくるんでしょう。

300人を動員した手作り音楽フェス「月見音楽祭」、生活費の代わりに家事の手伝いをする住人の形「アプレンティス」、まちの支えあいを増やす「まちかどギルド」など、ギルドハウスから生まれたわくわくする新しいアイディアは数知れず…。

最近、既婚もしくは結婚検討中のカップルを応援する「ギルドキャンプ」のお知らせもFacebookでアップされていて、相変わらず面白いことを思いつくなぁ~と感心しきりです。

 

そうやって面白い企画があるから人が集まって、集まった人たちからまた新しいアイディアが生まれる。

面白いが面白いを呼ぶ、最高の循環がギルドハウスにはあるとにらんでいます。

 

移住者の「こうあるべき」を打ち崩す!

ギルドハウスの住民のほとんどは、市外からやってきた移住者。

ギルドハウスがオープンする前までは、移住者といえば地域おこし協力隊が中心でした。

そうなると、移住者とは「地域のために何かする人」という暗黙の了解が、移住者同士の中でも、地域の人の中にもあったような気がします。

 

しかし、ギルドハウスができたことで、その概念が変わってきたと思います。

もちろんギルドハウスの住民の方たちも地域のお手伝いをすることもありますが、基本的には十日町を楽しみたかったり、自分の夢を追いかけていたり、人生の一休みをしたりと、自分たちのために移住してきた人が多いと思います。

 

でもそれでいいんだ、と私は思います。

地域で楽しく過ごすことで、まわりまわって地域のために何かしらなるんです。

だから、「移住したからには、地域のために何かしなければいけない」と思う必要はないんだな、とギルドハウスの住人たちを見て感じました。

 

いま、地域おこし協力隊だけでなく、いろんな移住の形が十日町に生まれている理由には、ギルドハウスの存在もきっと大きいんではないでしょうか?

 

シンクロ率が高い人が集まる「場の力」

と、ギルドハウス十日町のすごいところを分析してきましたが、なぜギルドハウスはこうあれるのか?

以前、ギルドマスターのハルさんにお話を伺った時におっしゃっていたことが、答えなんだと思っています。

 

いわく、ギルドハウス十日町には、住み開きの家のコンセプトに共感した「シンクロ率」の高い人が集まってくる。

そして滞在時間の長い古民家という場所の力が合わさり、大きな渦ができる、ということ。

 

そして私が付け加えるならば、その出来上がった渦を自ら楽しみつつゆるーく見守るハルさんの器の大きさがあって、ギルドハウス十日町が成り立っているのだと思います。

 

きっとこれからもギルドハウス十日町にはたくさんの人が来るし、たくさんの面白いアイディアが生まれるし、十日町に色んな影響を与えていくでしょう。

そんな様子を、これからも見守っていきたいと思う次第であります。