「大地の芸術祭2018」開催まであと少し! 見どころは? 楽しみ方は?
皆さまは、今年の夏は何を楽しみにしていますか?
海? 花火? 旅行??
夏の楽しみはたくさんありますが、今年の十日町の夏は、なんといっても「大地の芸術祭」!!
今からワクワクが止まらない、雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
「大地の芸術祭」とは?
3年に1度、越後妻有(つまり)地域(十日町市・津南町)で開催される、世界最大級の国際芸術祭です。
美術館に所蔵された作品を見るのではなく、野外に点在した作品をめぐる芸術祭は、現在日本全国で行われていますが、「大地の芸術祭」は2000年から開催されている芸術祭の先駆け。
国内はもちろん、海外からも大勢の方が訪れる十日町市のビッグイベントです!!
今年の「大地の芸術祭」は何が見どころ?
先日、「大地の芸術祭2018」の企画発表会が十日町市で行われました!
総合ディレクターの北川フラムさんから新作や注目作品の発表があり、大変わくわくする内容でした。
中でも一番の見どころは、企画展「方丈記私記」!
越後妻有里山現代美術館「キナーレ」の回廊に27個の「四畳半」の空間が並びます。
なぜ四畳半かというと、中世という動乱の時代を生きた鴨長明が、四畳半の庵に住みながら「方丈記」の中で小さな場所から世の中を見つめたことに基づいているそうです。
グローバル金融資本主義の影響を受け、効率化・合理化・均質化という価値観が美術や建築にも展開し、その際たるものである「四畳半」を逆手に取り………
ということですが、まぁぶっちゃけ難しいことはよく分からない笑。
とにかくすごいと思ったのは、この「四畳半」空間の作品が公募された際、248点もの応募があったこと!
国内・国外の著名な建築家やアーティストが、企画の趣旨に賛同し、あるいは面白がっているんだなぁと感じました。
「四畳半」の空間はただの展示物だけではなく、お酒が飲めたり、鳥獣被害対策を考えたり、美容室だったりサウナだったりと、日々の営みやイベントが行われていて、会場が仮想の「村」になるのです。
そして、この企画がさらに面白いところは、会期だけに留まらず、中心市街地に広がっていく可能性があること。
「これは最小単位の提案で、ここからなんでもできる」と北川フラム氏はおっしゃっていました。
十日町の中心市街地は、まだまだ頑張っている方だとおもいますが、正直閉店するお店も増えシャッターが目立つようになってきました。
空き店舗に四畳半の世界が広がれば、日本中見渡しても珍しい面白い商店街になることでしょう。
なかなか一筋縄ではいかないと思いますが、いい方向になっていくことを期待しています!
どうやって楽しむといい?
「大地の芸術祭2018」では、新作旧作あわせてなんと378点の作品が展開されます!!
有名な作品は基本有料なので、いくつか周るのであればパスポートを購入するのがおススメ。
一般は前売りが3000円、会期が始まると3500円なので、早めに購入するのが良いでしょう!
そして、作品は東京23区よりも広い越後妻有のフィールドに点在しているので、やっぱり車で移動できた方が楽です。
が、車の運転が不安な方、初めて越後妻有を訪れる方は、オフィシャルツアーをぜひ申し込んでみては?
主要な作品を巡り、しかもツアーだけの特別なランチを食べられるコースもあるので、地元の方にも良いと思います!
アートに興味がなくっても! 一度来てみて!
とはいえ、「アートに興味なんてないし…」というそこのアナタ!
興味がなくたっていいんです!笑
芸術祭を訪れた方のアンケートで、芸術祭の良かったことの上位3つは、実は
・地元のひとと話すことができたこと
・地元の料理を食べられたこと
・地元のお祭りに参加できたこと
なんだそうです。
芸術祭というビッグイベントを盛り上げようと、またはあやかろうと笑、多くの地元の人間がおもてなしをしたり、商品を売ったりしています。
旅好きな方、ひととの出会いが好きな方、美味しいものが好きな方、アートに興味がなくっても越後妻有の一夏の祭典を楽しめること間違いなし!
そして地元の人!!
行政は芸術祭に対しておおーきな投資をしています。
うがった見方かもしれませんが、楽しんでおかないと住民として正直損!
という訳で、泣いても笑っても、3年に1度の「大地の芸術祭」、ぜひぜひお見逃しなく!!
移住嫁ブログでも、どんどん情報を発信していこうと思います!
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