人知れず咲く花にジンとしてしまうのは、ちょっと自分と重ねてしまうから。

雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです('ω')ノ

今週は夜に会があったり、生活習慣を見直したりしていたので、久しぶりのブログになりました。

良い記事を書いていくためにも、ゆるーく続けていきます。引き続きよろしくお願いします!

 

さて、池谷集落を中国のCCTVというメディアの方が取材に来てくださいました。

「池谷集落の遠景を撮りたい」とのリクエストを受け、池谷を一望できる向かいの山にご案内しました。

何度か行ったことのある、私のお気に入りスポットなのですが、実は春先に行ったのは初めて。

なんと、4月下旬にも関わらず、まだ道に雪が残っていました。

 

f:id:yukifurusatonoyome:20170429223553j:plain

f:id:yukifurusatonoyome:20170429224317j:plain

 

実はこの道は、電線の整備用道路で一般道ではないため、冬期間除雪しないんです。

さらに標高300メートル以上で日陰のため、まだ結構雪が残っていたのでした。

カメラマンの方は、「今年初めて見た雪かも!」と喜んでました…笑

 

そんなこんなで、一望スポットの少し手前で車を降り、結構な坂道をひいこらいいながら登り、でもそのおかげでこんな絶景を見ることができました!

f:id:yukifurusatonoyome:20170429223605j:plain

 

写真の中央から少し左側に家がいくつかありますが、そのあたりが池谷集落の中心地。

右の方の赤い屋根の建物が、私たちの活動拠点の池谷分校です。

集落の向こうには、まだ雪に覆われている越後三山がはっきりと見え、本当に美しかったです。

 

スタッフの方も大変喜んでくれました。

f:id:yukifurusatonoyome:20170429223546j:plain

 

ま、想像していた画より、少し遠かったっぽいですけど…笑

それでも記念写真を撮ったりして、喜んでくれてたから、ま、いっか…!

 

そんな人がめったに来ないような山の上、ふと見上げてみると、桜が咲いていました。

f:id:yukifurusatonoyome:20170429225048j:plain

 

こんな場所でも、きちんと綺麗に花を咲かせる桜。

桜でなくても、人知れず可憐に咲く山の花もそうですが、そういう花を見るとなんだかジンとしてしまいます。

ちょっと自分と重ねてしまうからかな。

 

私が池谷集落に移住した時と、同じころに移住した二人が大変優秀で。

所属するNPOの事務局長の多田さんと、移住女子で活躍している佐藤可奈子ちゃんなんですが、二人はメディアに取り上げられたり、講演もバンバン依頼が来るし、先日は「Forbes JAPAN」のローカルイノベーター55選に選ばれていました。

f:id:yukifurusatonoyome:20170429225932j:plain

f:id:yukifurusatonoyome:20170429225859j:plain

 

同じ池谷集落の移住仲間として、もちろん二人が誇らしい気持ちもあり、でも二人のように活躍できない自分を歯がゆく思う時期があったのも確か。

人それぞれの能力は違うし、向き不向きがあるのは当たり前ですから、比べること自体が不毛だと今では思いますが。

でも「池谷集落のためになりたい!」という強い気持ちで移住してきた分、そう思ってしまうこともあったんですね。

 

今は、自分のあり方について考えが変わってきたので、そのことについてくよくよと悩むことはなくなりました。

私は、山で人知れず咲く花のように、大勢の人に注目されなくても綺麗に咲く花でありたい、と思うようになりました。

そして、見てくれた人が「綺麗だな」と思ってもらえれば、それでいいじゃないかと。

 

こう思えるようになったのは、きっとがむしゃらだった20代を経て30代に突入し年齢的に落ち着いてきたからなのかな。

あとは、心落ち着ける家庭があること、徐々に住んでいる地区に根を張れている実感が持てるようになったこと。

以前から町内の婦人会や行事に参加したり、今年度からはありがたくも住んでいる地区の振興会役員を拝命しました。

 

f:id:yukifurusatonoyome:20170429231059j:plain

(今日は、地区の敬老会で司会のお仕事をしてきました)

 

 このブログも、ものすごい大勢の方に見ていただいているという訳ではないですが、でも身近な人から「ブログ見てるよ!」と声をかけていただき、大変うれしいです。

 

万人を幸せにするような大層な生き方はできないので、自分にとって大事な場所を大事にし、大事な人を大事にする、そんなあり方でいたいなと、改めて思う今日この頃なのでした。