雪国の人はどう暮らしているの? 生活における雪対策!

全国ニュースでも取り上げられるくらい、新潟市の方は雪がすごかったようですね。

さぞ十日町も雪がすごい…と思いきや!!

殿、青空でござる!!

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今回は典型的な、平野部に雪が降る「さと雪」で、普段雪が降る十日町周辺は全然雪が降っていないという天気でした。

大変なのはわかっているけど、雪やべーってなっている平野部の人たちがちょっとうらやましい、雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。

やっぱり雪国に雪が降らないと、経済が回らないですからね…。来月には雪まつりもあるし。

 

さて、前回は雪国の道路事情についてご紹介いたしました。

yukifurusatonoyome.hatenablog.com

道路といったインフラの雪対策は、行政のお仕事。では、雪国に住んでいる人たちの生活では、どんな雪対策があるのか?を今回ご紹介したいと思います!

 

雪国の大事な足! 車の雪対策

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まずは生活必需品、車から!

車の雪対策は、なんといってもスタッドレスタイヤスタッドレスにしていないと、スリップしたり坂道が登れないなどとっても危険です。

十日町市では11月中には初雪が降るので、それまでにタイヤを履き替えます。

私は自動車屋さんにお願いしてタイヤ交換をしてもらっていますが、自分で替える人も多いようです。

 

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それから、車の上に積もった雪を落とすのに必要なのがスノーブラシ。冬の間は、車にスノーブラシとスコップを常備しておくのが、雪国人の常識です。

去年の私みたいに、ハマったりすると大変ですから…汗。

積もっている雪が少しでも、油断をしてはいけません。ちょっとブレーキを強く踏んだだけで、屋根から雪がズザザーっとすべり落ちてきて、視界を一瞬でふさぎます。

めっちゃ焦るし、すごく危険ですから、そうならないように除雪は大切です。

 

あるとないとじゃ大違い!「雪囲い」

雪国でしか見られない、雪対策と言えば「雪囲い」。建物の窓や立木などを雪から守るためにつける、板のことです。

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取り付け方は簡単。窓枠に雪囲い用の金具がついているので、そこに板をはめるだけです。

多い時は建物の1階が埋まるほど雪が積もるので、雪囲いをしていないと雪に圧迫されて窓が割れてしまいます。地味ではありますが、建物を守るためには大事な対策です。

 

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雪囲いは、立木にもします。立木を雪から守るというと、金沢の兼六園で行われる「雪吊り」が有名ですが、十日町市の場合ロープだけではとても木を雪から守れません(笑)。

風情は全くないですが、がっちりと板で木を囲って守ります。

雪降り前になると、シルバーセンターの方などにお願いして作業してもらうそうです。

 

雪おろししなくて楽チン! 落下式屋根 

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除雪作業の中でも一番大変なのは、屋根の雪下ろしです。除雪作業中の事故は、屋根からの落下そして除雪機に関わるものがほとんど。

なので雪おろししなくて済むよう、雪国での新しい住宅は、3階建て(1階は車庫)で屋根が落下式、というものが多いです。

我が家も落下式屋根で3階の部屋に住んでいるので、雪が多い日は「ズズズ…ドササササーッ!!!」と豪快に雪が落ちる音を楽しめます笑。

それから、車や農業機械を入れる車庫の屋根は丸く、「かまぼこ車庫」と呼ばれています。少し先がとんがっているバージョンもあります。

雪国では、こういう建物の違いを楽しむこともできます。

 

こんな風に、雪国での暮らしは雪に対する知恵にあふれています。

雪国に住んだらどんな風になるかな…と不安に思う方は、ぜひ雪がすごい1~2月の時期に訪れてみてください。百聞は一見にしかず! 想像とは違った発見があるかもしれませんよ。