雪国の暮らしが分かる「まつだい郷土資料館」がオススメ!
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです。
だんだんと春が近づいてきましたね。
この間、池谷分校にあがる坂道で「ふきのとう」を見つけました。
ふきのとうって、山菜の中で一番先にでてくるからか、なんだかいじらしく感じますよね~。
ところで先日、「星峠の棚田」に行った記事を書きました。
yukifurusatonoyome.hatenablog.com
この同じ日に、「まつだい郷土資料館」に行ってきたのでご紹介したいと思います~('ω')ノ
元は、江戸時代末に建てられた豪農の住宅なので、大変趣のあるいい資料館です。
入るとすぐに、囲炉裏の部屋。
入ると、中の間、座敷と続きます。
雪掘り道具展が開催されていました。(3月12日で終了)
「コシキ」や「カンジキ」など昔の道具がずらり。
昔の冬の写真も興味深いです。
うーん、昔の積雪量はすごいですねぇ~~~。
一階には立派な神棚も。
さすが豪農のお屋敷…!
2階は、座敷と作業部屋。常設展示の間です。
3年ぐらい前に来た時に見たはずなんですが、その時は知識がなかったからか内容を覚えておらず…。
今見ると、地域の知識がある程度あるので、ふむふむな発見がいっぱいありました!
2階の奥にある物置部屋には、昔の道具が展示されていました。
雪国の家らしい、立派な梁も観察できます。
中2階には、若夫婦の部屋、女衆の部屋(ちなみに男衆の部屋もあるんですが、物置みたいで非公開)。
他にも、台所も見させてもらいました。
なんか可愛い台所♪
昔は床下に生け簀があって、魚を放していたらしいです(すごい話だ!)
ちょうど来場者が私一人だったので、館長さんがいろいろと丁寧に解説してくださり楽しかったです(*´ω`*)
民俗学に興味がある方は、ぜひ訪れてみてください☆
ほくほく線まつだい駅のすぐ近くにあるので、アクセスもいいですよ!
大地の芸術祭の拠点「農舞台」もお隣にあるので、大地の芸術祭の作品めぐりと一緒に行くのもいいかもしれません。
まつだい郷土資料館
開館時間:午前9時~午後5時
入館料:
一般 300円(高校生以上) 小中学生100円
※まつだい農舞台との共通入館料 一般600円 小中学生300円
ちなみに、松之山地域にも民俗資料館があるそうなので、そのうち行ってみたいです。
十日町カフェ@十日町 現地で開く移住相談会は楽しい!
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです。
前回、「雪原カーニバルなかさと」についてご紹介しました。
yukifurusatonoyome.hatenablog.com
実は、私ひとりで行ったのではなく、十日町に移住を考えている方々と一緒に行ってきました。
というのも、同日午後に行われた「十日町カフェ」という移住相談会に、先輩移住者として呼んでいただき、相談会の一環として「雪原カーニバルなかさと」に行くことになっていたので、私も便乗して連れて行っていただいたのです(なんという役得!笑)
▲つまり、このイベントです。
主催の十日町市役所、YELLの皆さん、改めてどうもありがとうございます~~!!
ということで、今日は「十日町カフェ」についてレポしたいと思います('ω')ノ
移住相談会とは、その地域に興味がある方、移住を検討している方に来ていただき、行政の担当者などが相談にのるイベントですね。
ここ最近は、日本全国あらゆる都道府県、市町村が自分たちの地域に移住してもらおうとあの手この手で移住相談会をしたり、関連の団体が移住に関わるイベントを行っています。
たいてい、開催されるのは移住検討者が多くいる都市圏だと思います。
しかし、やっぱりその土地の魅力は土地に来てもらわないとわからないよね!ということで、今回は“あえて”十日町に来ていただいての移住相談会。
私も移住前、移住検討者として移住相談会に行ったこともありますし、移住相談会でお話させていただいたこともあるし、相談役として仕事で行ったこともあります。
だからこそ思う、現地での移住相談会の良いところを3つお伝えします!
現地相談会のよいところ その1
たくさんの先輩移住者と会える
移住相談会に参加する人の主な目的は、先輩移住者のリアルな体験談を聞くことではないでしょうか?
どうしてその地域を選んだのか。どんな仕事・生活をしているのか。気になりますもんね。
大体、都市圏で開催される相談会では、2~4人の先輩移住者が登壇することが多いかと思います。
今回の「十日町カフェ」では、私を含めなんと6人!
主催者のYELLさんも移住者なので、加えると8人もの先輩移住者が話をしました。
私が見聞きした中で、ダントツの人数です。
これだけ大勢の先輩移住者に来てもらえるのは、なんといっても新幹線などの交通費がほとんど必要ないからでしょう!(予算的な都合ですね笑)
移動時間もかからないし、気軽に先輩移住者の人たちに来てもらえます。
「そんなたくさんの人に来てもらわなくても…」とお思いかもしれません。
でも、一口に「移住」といっても、人が違えば移住の仕方も変わってきます。
どんな縁があって移住したのか。どんな想いがあったのか。家族をどう説得したのか。どんな仕事・活動をしているのか。生活はどうしているのか…。
一つとして同じ「移住」はないんですよね。
多くの先輩移住者から話を聞けば、共感できる、参考になる話を聞ける確率も高くなって良いと思います。
あと単純に人数が多ければ、「私も話をしたいのに、他の人がずっと喋っていてなかなかお話できない…」ということもなくなりますしね。
「聞きたい話が聞けなかった!」という不満を、参加者の方が持つことはないでしょう!
現地相談会のよいところ その2
リラックスした雰囲気でおしゃべりできる
主催のYELLさんは、「ALE beer & pizza」というシカゴピザとクラフトビールのお店を経営していて、今回の会場もそちらでした。
ALEのおいしいピザや料理をた~くさん出していただき、最後は先輩移住者として話をした稲見さん手作りのケーキまで!
にんじんケーキ。おいしかったぁ~。
おいしいものを一緒に食べると、自然と心の距離も近くなりますよね。
終始、なごやかなリラックスした雰囲気でした。
その雰囲気を作り出したのは料理だけではありません。
ポイントその1からつながっていますが、体験談を話す先輩移住者が多いと、話す側もプレッシャーがかからず自然体で話をすることができました。
以前1度、東京で開かれた移住相談会に呼ばれて移住体験談を話しましたが、その時体験談を話したのは私と、記憶が定かでないのですがもう1人いたかどうかでした。
やはり体験談の話をする人が少ないと、「参考になる話をちゃんとしなきゃ!」と説明の資料を作りこんだりして意気込みますし、緊張もしました。
先輩移住者が緊張していたら、参加者もきっと緊張するし、リラックスしていたらリラックスできると思います。
今回呼ばれた先輩移住者の方たちは、私もよく知っている人たちばかりで大変心強かったし、準備も写真を数枚用意する程度で大変じゃありませんでした。
相談会というカッチリしたものというより、交流会という雰囲気で、先輩移住者も参加者も楽しくおしゃべりでき、大変良かったです(*´ω`*)
現地相談会のよいところ その3
雪国のリアルな暮らしを見ることができる
先輩移住者との時間が終わったあと、「雪原カーニバルなかさと」に行くまで時間があったので、商店街をブラブラしました。
ALEのすぐ近くにある、十日町の守り神「諏訪神社」に続く高台に向かいました。
道中、市役所の小林さんから「流雪溝」についてガイドをうける参加者の皆さん。
(写真分かりづらくてすみません…)
ちなみに流雪溝とは、雪を流す水路のことです。
市街地では雪を捨てる場所がないので、流雪溝に雪を流して除雪をします。
区画によって水が流れる時間も決まっているので、その時間になるとみんな一斉に除雪をしている姿はなかなか壮観です。
雪国でしか見られないものなので、皆さん興味津々!
それから、まだ雪が残る諏訪神社への坂道をのぼり…。
結構、傾斜が急…(+_+)
十日町の市街地を一望!
あそこが市役所で、あそこが十日町高校で…とガイドを聞く皆様。
そのあと、市民交流施設「分じろう」に見学に行きました。
ちょうど、十日町の名物ガイド道子さんがいらっしゃったので、2階にある茶室の話を伺ったり。(道子さんは、分じろうに住んでいるんじゃないかってくらい、行くと大体お会いします笑)
こういう十日町のリアルな様子を実際に見ていただけるのも、現地相談会だからできることですね!
翌日には、希望者の方と星峠の棚田や「清兵衛」さんのそばを食べにいくミニツアーもしたそうです。楽しそうー!
実際に十日町を歩いてみて、触れて、たくさんの移住者の話を聞いて、つながって、一人でも多くの人が、「十日町いいな!住みたいな!」といつか十日町の一員になっていただけると本当に嬉しいですね(*´ω`*)
現地移住相談会も今後続けていくようなので、ご興味がある方はぜひ次回お越しください!!
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました~!
雪原カーニバルなかさとに行った気になれるかもレポ
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみかです。
今日の十日町はとってもいい天気!
昨日今日とイベントラッシュだったこともあって、FBのタイムラインではみんなのおでかけ報告でにぎわっていました(*^_^*)
十日町市では「まつだい冬の陣」、「雪原カーニバルなかさと」、お隣津南町では「つなん雪まつり」、新潟市では「にいがた酒の陣」と、とにかくイベントウィーケンド!笑
その中で、私は「雪原カーニバルなかさと」に行ってきました~。
十日町市は2005年に近隣の4町村と合併しました。
合併した地域のうちの一つが、中里村。
合併前から中里地域がやっているイベントなので、先日いった「越後妻有 雪花火」にくらべて、全体的に住民が作り上げている印象が強く、来場者は多いけれどアットホームな雰囲気でした。
会場に到着したのは、夕方6時前。
イベント自体は朝9時からやっていて、雪上サッカー大会やスノーチュービングなどが楽しめます。
到着すると、キャンドルをいただきました。
これは、ゲレンデに並べられているキャンドルに火をともすためのキャンドル。
キャンドルを作るのも、ゲレンデに並べるのも、参加型で行っているようです。
6時になったら、点灯用のキャンドルに火をつけてもらい、一斉に並べてあるキャンドルに火をともして行きます。
雪原カーニバル自体は来たことがあったんですが、キャンドルをともすのは今回が初めて!
最初は火がなかなかつかず苦労しますが、コツをつかむと職人のようになってきて、めっちゃ楽しい笑
火をつけながらゲレンデをのぼっていき、てっぺんで振り返ると絶景が広がっていました。
達成感と、美しさにしばし感動…(*´ω`*)
ゲレンデを降り、「食ののれん街」であたたかい食べ物をいただきます。
出店者の多くの中里地域の住民で、地元感があふれまくっています。
私は、中里地域の施設で温泉を利用して養殖されている「とおかまち雪国温泉とらふぐ」のふぐちりをいただきました~!! ぷりぷりしてておいしかった~♪♪
食べた後は、雪とキャンドルのアート作品を見たり…。
会場をウロウロしたり…。
会場内には、津南の「つなん雪まつり」との中継映像も流れていました。
スカイランタンがふよふよ浮かんでいるのが見られましたよ。こっちもいつか行ってみたいな~!
なんだかんだしていたら、あっという間に8時のフィナーレが来ちゃいました。思っていたよりもずっと時間が過ぎるのが早かったです笑
雪原カーニバルのフィナーレ花火もとっても綺麗でした!
「越後妻有 雪花火」のLEDライトも綺麗でしたが、ゆらぐキャンドルの灯も大変情緒があって綺麗でした。
キャンドルは2万~2万5000本ということで、作るのも設置するのも灯すのも片付けるのも大変です。
ですが、人の手が加わっているからこその温かさを感じられて、なおのこと感動できるんだと思います。
冬の十日町は魅力的なイベントでいっぱいですね!
楽しみつくしたい方は、住んじゃうしかないんじゃないかな!笑