十日町雪まつりの雪の芸術作品は、雪像の次元を超えている!
今年も楽しみまくって3日間「雪まつりハイ」だった、雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です笑。
十日町の一大イベント「十日町雪まつり」を、うきうきレポります! ぜひお付き合いください!
「十日町雪まつり」とは?
まず、雪まつりをご存知ない方にご紹介します!
雪まつり、といえば「札幌雪祭り」をまず思い浮かぶ方も多いでしょう。
しかし雪国新潟にも雪まつりは多数行われていて、中でも我が十日町市で開催される「十日町雪まつり」は、日本で最初に住民主体で開催された雪まつりなんです。
十日町に行事は数あれど、やっぱり雪まつりは特別だな~って感じます。
多くの行事は限られた場所だけでしか開催されていませんが、雪まつりは広域に渡って繰り広げられていて、期間中は本当にお祭り感がすごいです。
そのお祭り感を盛り立ててくれているのが、市民が作る「雪の芸術作品」。つまりは雪像です!
本当に一般市民が作ったの!?と思うぐらい、完成度の高い素晴らしい作品をご紹介します!
本当に雪なの!? 圧巻の市長賞受賞作品!
今年の雪像は、芸術部門31点、特別部門16点、学童部門18点の合計65点が展開されました。
私は4年ほど前から、雪まつり初日の夜に知人が行ってくれる雪像めぐりプライベートツアーに参加しています。
雪像を見るのは、初日の夜が一番!!
なぜなら、初日の夜に審査員が回るのに合わせ雪像を作り上げるので、一番いい状態を見られるのです。(審査は、芸術部門の雪像のみ)
審査員が来るギリギリまで作業しているので、最初に回る場所はまだ作業中のところもあるのですが、その一生懸命にやっている皆さんの姿を見るのも、また楽しいのです。
そして、真っ暗な夜空に真っ白な雪像が映え、さらにライトアップされた雪像の陰影がとってもとっても美しいのです!!
まずは、受賞作品22点中、1位となる市長賞受賞作品2点をご紹介します!
まずひとつめは、水沢雪まつり会制作の「陰と陽」。2年連続の市長賞です。
ここはもう、とにかくすごい!の一言! 風神雷神の迫力、お釈迦様の繊細さといったらありません。
こまかい手や羽衣?の部分なんて、どうやって作っているんでしょうね~!
納得の市長賞です。
そして、市長賞もう1つ。審査員が二手に分かれて審査するので、市長賞が2つあるんです。
もう1つは、市長賞連続3年目(!!)の七和地区振興会制作「アリスが迷い込んだ十戒」です。
ここは本当、世界観が独特! アリスシリーズ、第3弾です。
アリスもちゃんと、波の下にいました。
来年はどんなアリスシリーズになるんですかね~? 展開が楽しみな雪像の一つです。
アイディアが光る☆ 上位作品!
次にご紹介するのは、第2位となる十日町市観光協会長賞を受賞した、本町一丁目四区合同制作の「永遠の時間(とき)をあなたに」。
「美女と野獣」モチーフの作品ですね! 私は「美女と野獣」の大ファンなので、とっても嬉しかったです♪
あえて雪壁の中に作品を作ることで、映画のワンシーンを見ているかのようなロマンティックさがありますね。
また雪が降っていると、より野獣の切なさが…。
ちなみに、こちらの作品がある本町一丁目なじょだのひろばにはスノーチュービングもあるんです。こちらはツアーではなく、土曜日の夜に友だちと訪れたのですが、子どもももういなかったので友人とスノーチュービングでキャッキャと楽しませていただきました笑。そんな楽しみ方もできます!
第3位の十日町織物工業協同組合理事長賞は、アウト・ドア・ファミリー4クラブ制作の「ゴルジュの勇者」が受賞!
惜しくも去年から順位を落とし第3位でしたが、私はここの作品がとっても好きです!
なぜなら見るだけでなく、体感できる雪像だから☆
説明書きの通り、雪で作られた階段を上ると大鷲の肩部分になっています。
振り向くと、勇者が大鷲に乗っています。
目の前には、ドラゴン。
上から町を見下ろします。
ただ見るだけではない、物語の中に入り込んだ気分にさせてくれる雪像です!
最近話題になったモノと人! 私のお気に入り作品
他にも素晴らしい作品を見て回ったのですが、全て紹介すると大変なので私のお気に入りの作品をご紹介!
上新田いずみ会制作の「一二三手に和む」(コカ・コーラボトラーズジャパン賞)。
最近、華やかな話題が多い将棋の雪像!
将棋の駒の細かさが見事です!
そして裏には…この方が!
そっくり!?なひふみん~。こたつでぬくぬくしている猫も愛らしいです。
一番雪像に作られたキャラクターは、黄色のあの子…!
ちなみに、数ある雪像のうち、一番よく見かけたのはミニオンでした!
最終日に撮ったので、かなり雪に埋もれてしまっていますが、 こちらは高田町1丁目商店街振興組合制作の「ミニオン大脱走in高田町」(十日町青年会議所理事長賞受賞)。
ミニオン、最近本当見ますよね~。きっと、人気もあって、形も作りやすそうなところが一番雪像にされた理由かと。
十日町市民渾身の雪像! 直に見よ!
ほんっと~~~~に、どの雪像も素晴らしかったです!
今年は特に、制作期間中に大雪が降ったり、雪まつり開催中の2日目と最終日も大雪だったりで、作る時も管理も並々ならぬ苦労があったと思います。
それでもこんなに素晴らしい雪像を作り上げる、十日町の方が本当に誇らしいです!
十日町市民の汗と涙の結晶である雪像を、来年はぜひ実際に見に来てください! お待ちしております☆
・・・昨年の記事・・・
yukifurusatonoyome.hatenablog.com
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「魚沼の里」は食のテーマパーク! 日本酒好きにも、そうでない方にもオススメ♪
昨日雪を降らしまくってスッキリしたのか、今日は澄み渡る青空になりました。
昨日のことは夢だったんじゃないかと思ってしまう、雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
でもこういう美しい雪景色を見られるから、やっぱり雪は嫌いになれません。
今回は、そんな雪を上手に利用している「魚沼の里」をご紹介します!
雪は大変なばかりじゃない! 大切な資源でもあるんです。
今年は特に普段雪があまり降らないところで大雪に見舞われているので、雪の大変なところばかりフォーカスされている印象がありますが、昔から雪国の人たちは雪を資源とし、上手に付き合ってきました。
例えば、キャベツやにんじんをあえて雪の中で越冬させることで、新鮮なまま保存し、よりおいしく食べることができます。
十日町は着物の産地なので、織った布を雪の上において漂白するという「雪さらし」も行われてきました。
そして、冷蔵庫がなかった時代は「雪室(ゆきむろ)」を作り野菜を保管したり、夏場まで保存した雪で生鮮食品を冷やすこともしていました。
現在ではそういったことはしなくなりましたが、雪室は今でも存在します。
その雪室がある、十日町市のお隣・南魚沼市にある「魚沼の里」に先日行ってきました。
お酒がストレスフリーで保管できる「雪室」
「魚沼の里」にある八海山雪室は見学ツアーも行っていて、当日申込制で参加することができます。スタッフの方が丁寧に説明してくださいました。
雪室には2種類あり、直接雪の中に保管物をいれる「かまくら型」と、保管物と別の空間に雪を入れ冷気で冷やす「氷室(ひむろ)型」があるそうです。
昔は「かまくら型」が主流であったそうで、十日町にあった雪室の写真が展示してありました。
雪室が生活に密着していたのが感じられます。
現在では、場所や効率性を考えて「氷室型」が主流となっていて、八海山雪室も「氷室方」の雪室です。
こちらが、雪室貯蔵している日本酒のタンクです。2万リットルのタンクが、20本あるそうです。
室内なのでもちろん太陽光や風を通さず、冷蔵庫のように振動もないので、お酒にストレスがかからないため、まろやかな味になるそうです。
お酒も人間同様、ストレスフリーが大事なんですね(笑)。
室内温度は、約3度。寒いように感じますが、最近マイナス気温を見慣れていたので、むしろ温かく感じます…笑。
一定の温度に保てるのも、雪室の良いところです。
雪室内では他にも、野菜やコーヒーなどが保管されているそうです。
そして、肝心の雪はお隣の空間に山となっていました!
パッと見た感想は、「きたなっ!!」笑
雪は空中のチリを含んでいるので、溶けるとチリが表面に表れてこうなるそうです。
こちらの雪室では、約1000トンの雪を貯蔵できるとのこと。
雪は継ぎ足し継ぎ足し入れていくので、下の方には雪室ができた年である2013年の雪もあるそうです。地層ならぬ、雪層があるということですね(見分けはつかないだろうけど…)。
ちなみに、雪は「魚沼の里」の敷地内の雪をとってくるそうですが、昨年は雪が少なくて十日町からも雪を持ってきたそうです。十日町の雪が入っていると思うと、なんだか嬉しいですね笑。
試飲カウンターで、自分好みのお酒を見つけよう♪
雪室を出ると、ズラリと並んだ酒樽が。
こちらは、八海山焼酎の樽です。
そう、八海山というと日本酒のイメージですが、焼酎や梅酒、ビールといった他のお酒も製造しているんです! 最近では甘酒が大ヒットしていて、スーパーやコンビニにも置いてあります。
そんな様々な種類のお酒を試飲できるのが、こちらのカウンター。
ドライバーじゃないのをいいことに、めっちゃ試飲させてもらいました笑。
まず、先ほどの雪室で貯蔵されていた日本酒を試飲。
3年雪室で貯蔵したお酒は、確かに舌触りがまろやかでした! 飲み比べてみるとその差は歴然。
そして、私の大好きな梅酒を試飲…♡
梅酒もなんと3種類もあります!
一番左の日本酒で仕込んだ梅酒は、すっきりとした味わい。真ん中の焼酎で仕込んだ梅酒は濃厚な味わい。一番右の焼酎仕込みの梅酒に、さらに梅ペーストを加えた「にごり」は、より濃厚な梅の味が楽しめます。
どれにしようか迷いましたが…。梅好きなので、「にごり」をお買い上げ! お湯割りにしてちまちま飲んで楽しんでおります♪
正直日本酒も焼酎も、知識はほとんどありませんでしたが、スタッフの方が丁寧に説明してくださったのでとても分かりやすかったです!
魚沼の里には、他にも楽しみがいっぱい!
今回は雪室を中心にご紹介しましたが、魚沼の里には他にも色んな施設があります。
食堂も充実していて、「そば屋長森」「城内食堂 武火文化」「みんなの社員食堂」と3か所あります。
私たちは「そば屋長森」でおそばを楽しみました。
食事の後は、「YUKIMURO CAFE」へ。
ガンジー牛のミルクソフトクリームや、麹ラテなどをいただけます。
私は友だちオススメの、あまさけフルーツラッシーを注文!
甘さスッキリで、デザート代わりにばっちりでした。
他にも、バームクーヘンなどを売っている「菓子処さとや」、オシャレなキッチン雑貨を販売している「okatte」、最近ではパン屋「さとやベーカリー」もオープンして、食のテーマパークといっても過言ではありません。
そして、八海山の麓という好立地なので、景色が最高に美しいです!
日本酒好きはもちろん、ご家族連れもカップルも、誰でも楽しめる「魚沼の里」!
ぜひ休日に訪れてみてはいかがでしょうか?
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魚沼の里
[営業時間] 10:00~17:00/[定休日]なし(元日のみ)
HP:http://www.uonuma-no-sato.jp/
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今日のえげつない雪との闘い…ジョセササイズの記録
今年の冬は、荒れる日と青空の日が交互にやってくるという、極端な雪の降り方が特徴です。
そして、今日は十日町市もえげつない雪の降り方でした!!
そんな中、普通に出勤した雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
とにかく今日は、この冬一番の降り方でした。そんな本日の戦いを記そうと思います。
私の職場は、標高300メートルにある池谷集落の旧分校。
道中の県道も、雪で真っ白しろ。池谷まであがる道もさらに真っ白しろ。
視界が白すぎて、ちょっと気持ち悪くなるくらい…。そして目が痛い痛い。
道路は早朝に除雪車が除雪しているにもかかわらず、私が出勤する10時頃にはすでにひざ下くらいまでの雪が積もっていました。
途中で車が進まなくなり、ちょっと焦りました…。(バックして、再度進んだら行けました)
そして、たどり着いたら車のフロント部分がこの有様。
うーん、よくのぼれたな…。やっぱり雪国は四駆じゃないとですね。
職場はこんな状態でした。
週末に屋根の雪下ろしをした雪も合わさって、すっかり一階が埋もれています。
そして雪の勢いは全く衰えないので、16時退勤のところを15時にあがらせてもらい、車に行ったらこんな状態に。
見事に雪まみれ…。
車高まで雪が…。
こんな状態になったら、どう車を出したらいいのか?
雪国生活7年目のやり方をご説明します。
まず、狭いところで車の屋根の雪下ろしをするのは大変なので、道に車を出します。
スコップで車の前の雪を除雪します。
前へ進めるようになったら、慎重に車を道に出します。
停めていた跡地。
ちなみに、事務局長の家の前に停めさせてもらっています。
そして、車に積もった雪をスノーブラシでどけます。
落とした雪で前がつっかえそうなので、念のため少しバックしました。
ようやく、車の除雪完了です。所要時間17分ほど。
帰りの道も、真っ白しろでした。
まだ慣れた道なんでなんとか通りますけど、知らない道だったら無理だなー。
こういう日は本当は出かけないに限るんですけどね…。
今日の十日町は、24時間の降雪量が63センチで全国一番みたいです。
24時間降雪量が1位になってる #十日町 pic.twitter.com/Y1xaOQGOw2
— 山椒@十日町 (@sansyo) 2018年2月13日
最後の力を振り絞ったかのような本気を出してきましたね…。
いやはや、今日はいっぱいジョセササイズさせてもらいました。
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