十日町の田舎料理を知りたいなら! 十日町の母ちゃんから教わる田舎料理教室
3月に入りまだ風は寒いですが、ふと温かい気配を感じることもある十日町です。
職場にあがる坂道には、フキノトウのつぼみが出てきました。
山菜の恵と、春の温かさが待ち遠しい雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
さて、ちょっと前の話になってしまうのですが、先日十日町のお母ちゃんたちからお料理を習いました!
友人が立ち上げた会社、Home away from Home niigata(略してHomeHome)が主催する「【料理教室】十日町のか~ちゃんしょが教える田舎料理」に参加してきたお話です。
十日町に嫁いだ身ではありますが、二世帯住宅で食事は別々だし、義母も働いているので、なかなかキチンと田舎料理を教わる機会もなく…。
そして村の母ちゃんたちはベテランすぎて「おらたち、目分量でしか作れねぇすけ!」という感じなので(笑)、教室の案内をいただいた時に「こりゃあ行くしかないっしょ!」と即申込。
しかもオプションでモンペと割烹着を着れるということで、「着るしかないっしょ!」とオプションもつけました(笑)。
という訳で、恰好だけは一人前(笑)。
そして、最近十日町に引っ越してきた、可愛らしい後輩移住者も一緒に参加してくれました。
今回教わったメニューは、
・けんさん焼き
・鶏汁
・車麩ステーキと付け合わせ(アスパラ菜のお浸し)
・さつま芋のごまあえ
・煮なます
の5品。野菜を中心とした、優しいお献立ですね。
材料のお野菜には、お母さん方が作ったものも。
まずは煮なますから調理。
さすが、ベテラン主婦は細切りが上手です。(私はスライサーだな…笑)
途中ですが、すでにおいしそう。
別ゆでしていた大根を混ぜて、完成。
煮なますって難しいイメージだったんですが、意外と簡単でびっくり。
さつま芋のごまあえ。
写真を撮ることにも夢中な生徒たち(笑)。
女子はお芋好きだよね~。
鶏汁。
気づいたら出来上がっていた…笑。
具たっぷりのお汁っておいしいですよね。
そして、メインの車麩ステーキ。
車麩とは、新潟や北陸地方でよく食べられているものだそうで、私も移住して初めて知りました。
バームクーヘンみたいですが、お麩なんです。左が水で浸す前。右が浸した後のもの。
片栗粉をまぶして焼いて…。
調味料で味付け。
アスパラ菜のつけあわせをそえて、完成。
味がこってりしているので、お肉でなくても満足感があります。
そして、主食のけんさん焼き。
要は焼きおにぎりですね。
上杉謙信が剣の先におむすびを刺し、焼いて食べたことが由来なんだそうです。「剣先」で「けんさん」…。なるほど!! けんさ焼き、けんしん焼きともいうそうです。
おにぎりには、しょうが味噌をつけています。
さて、お料理の完成!!
みんなでワイワイ作って、ワイワイ食べて。お腹も満たされて、とっても楽しい時間を過ごすことができました!
メニューは季節によって変わるそうなので、別の季節にもぜひ参加してみたいですね。
そして今回教えてもらったお料理を、家でも作ってみなくちゃ!!
料理上手母ちゃんへは先は長いですが、コツコツと頑張ります!
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池谷集落のみんなとお茶飲み会♪ うどんとババ抜きと。
昨日は久しぶりの雪が降った十日町ですが、今日は青空になりました。
三寒四温。寒い日と暖かい日が交互にやってきて、春に向かっていくんだなぁと感じる、雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
最近ガッツリ系の記事が続いていたので、たまには軽めにサクッと書こうと思います。
というのも、友だちの結婚式で現在東京に移動中なのです。(珍しくスマホで書いてます)
さてこの間、地域おこし協力隊に誘われて、池谷集落でのお茶飲み会に行ってきました。
80歳前後の村の人たちは冬はやることがないので、協力隊が冬の楽しみにと企画してくれたものです。
最初は、綾小路きみまろさんの映像を見て、その後近くの集落で昔撮影された映像を見ました。
30〜40年くらい前の映像で、あれは◯◯さんじゃないか、とか、昔は子どもがいっぱいだったねぇ、と盛り上がりました。
そこから、村のしょが子ども時代の話になりました。
戦争あたりの話だと思いますが、作ったコメは全て供出で出す必要があり、コメを作っているのに白米は食べれなかったこと。
「かてめし」といって、菜っ葉や大根などでカサ増ししたご飯を食べていたこと。
また、家で食糧用にウサギを飼っていて、冬の大切なタンパク源だったこと。
村の中に、と殺する仕事の人がいて、正月前にはみんなお願いしていたこと。
貧富の差で、使う言葉が違っていたこと。
例えば両親のことを、おとと・おかかと呼ぶのは上流な家、とと・かかが中流、ちゃ・ちゃちゃが下流。
そういった言葉をなくすのに、池谷分校の先生が熱心だったこと。
こういった話が、ほんの70年くらい前だと思うと、日本がいかに急スピードで変化していたのかが分かります。
そんな時代を生きてきた村の方たちの話を聞くのは、本当に面白いし、価値のあることだと思います。
話をしていると、集落で民宿を営む方が、手打ちのうどんを振舞ってくれました。
コシがしっかりしていて、本当に美味しかったです!
おそばの隠れた名店なんですが、うどんも美味しいとは!
それから、みんなでトランプのババ抜きをしました笑。
10人でやったのでなかなか札が合わず、結構盛り上がりました♪
村の人も楽しかったらしく、2回もやりました。
こういう世代関係なくできる遊びはいいですねー。ババ抜きは偉大。
そんなこんなで2時間ほど、みんなで楽しみました。
仕事で池谷に通っているとはいえ、事務所にいれば村の人と顔を合わすことも少ないので、こういう機会は大事にしたいと思います。
企画してくれた協力隊の皆さま、ありがとうございました😊
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十日町が「日本語が話せなくても楽しめる町」になったらいいな!と思った話
晴れの日が増え、日に日に春に向かっていく感じがしますね。
最近は梅酒をお湯割りじゃなくソーダ割で飲んでいる、雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
前回、前々回と「十日町雪まつり」についてご紹介していますが、今回で締めの記事にしたいと思います。
今年もまぁ本当に3日間楽しませてもらいまくりました。
雪像めぐりをし、地元地域のひろばを手伝い、屋台がたくさん出ているコミュニティひろばには出店者じゃないのに3日間毎日足を運び…。
町をウロウロして、特に感じたことがあります。
それは、本当に海外からのお客様が増えたなぁ!ということ。
雪像めぐりをした時にも、地元のひろばにも、コミュニティひろばにも、海外のお客様はいらっしゃいました。
中には日本語が堪能な方もいましたが、ほとんどは日本語ができない方たち。
私のつたない英語で、お手伝いさせていただくこともありました。
なんとかコミュニケーションをとってお困りごとを解決できましたが、でも、後から振り返ればあの時はこう言えばよかったなぁ…なんて思うことも。
せっかく海外からこんなに大勢の方が来てくださるのだから、英語を話せるようになって、雪まつりをもっと楽しんでもらうお手伝いがしたいものです!
(雪まつりのメインステージは、雪で作った世界で最も大きな建造物としてギネスにも認定されたことがあります)
実は私、大学では英語教育を勉強していて、外国語教科の教員免許も一応持っているんです。
しかし、卒業以来英語を話してこなかったので、すっかり話せなくなってしまいました…。
語学は筋肉と同じで、使わないと衰えてしまうもの。
英語が大好きで高校から英会話教室に通わせてもらったり、大学で勉強したりと親にたくさん投資してもらったのに、本当にもったいない話です。
さらに告白すると、英語を話すことに抵抗さえもっていました。
なぜなら、なまじっか勉強していた分、ちゃんとした英語を話さなきゃ!とかちゃんと聞き取れないと!という気持ちがあり、そうできない自分が恥ずかしかったんです。
なので、積極的に英語を話す機会を作る努力をしてきませんでした。
でも、今回雪まつりで、地元のじいちゃんが片言の英語で海外からのお客様に突撃して自らコミュニケーションをはかっている姿、そしてそのじいちゃんとのふれあいを楽しんでいる海外の方を見て、私は思いました。
「英語がちゃんと話せるかが重要ではなく、片言でもコミュニケーションがとれて、おもてなしの気持ちが伝わることが大切なんだ!!!」
と…。
目からウロコな体験でした。
例えば、翻訳アプリを使ったっていいし、筆談だっていい。伝われば形はなんでもいいんですよね。
市民ひとりひとりが少しの勇気と知識を持てば、もっと海外からのお客様をおもてなしできるんじゃないかと思いました。
元々おもてなし上手な十日町市民ですから、それができたら怖い物なしですよ!
「日本語は話せないけど、そこらへんの普通の人が英語でもてなしてくれて、楽しい体験が十日町ではできる!」と海外の方に感じてもらって、ネットで広めてもらって、ドシドシ来てもらえたら最高ですよね。
今年は大地の芸術祭の本祭も控えていることですし、同じ思いを持つ人で集まって、そんな活動もしていけたらいいなぁ~と感じた雪まつりでした。
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