だんごとふきのとうと干し柿のピザと…。池谷で「だんごまき」!
みなさんは、どんな時に春を感じますか?
ふきのとうを見ると、「春がやってきたなぁ~」と思う雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
とはいえ、今日はみぞれまじりの雨が降る寒い一日でした。
寒くなったり温かくなったりして、春に近づいていきますね。
さて昨日は池谷集落で、「だんごまき」がありました。
「だんごまき」とは、お釈迦様がなくなった日にする仏教行事です。
米粉で作った小さなだんごをまく行事で、お寺ではまだ行われていますが、集落ではやらなくなったり簡素化されているところも多いようです。
池谷では数年前に一度やらなくなったのですが、今回地域おこし協力隊から「どんな行事か見てみたい」という声があり、久しぶりに行われました。
集落の集会所に集まり、村のお母さん方の指揮のもと、だんごを作りました。
米粉で作ることが多いようですが、米粉のほかに白玉粉でも作ってみました。
だんごはビー玉くらいの大きさに丸めます。ちなみにお寺でまくだんごは、もっと小さいそうです。
今回はだんごをみんなですぐに食べることにしたので、きなこやみそ、さとう醤油で味付けをしました。
本来だんごは「まく」ので、味付けはしません。
以前池谷でやっていた時は、だんごは前日に作って、翌日各家庭に配りそれぞれで食べていたそうです。その時は、だんごを炒って食べたとのこと。
だんごの他に、ふきのとうの天ぷらも作ってくれました。
私が道のわきで見つけたのはまだまだ小さかったのですが、さすが村の人が見つけてくるのは大きいですね。
山菜の天ぷらは、粉に塩を混ぜて衣に味付けをし、何もつけずに食べるのが池谷流。
初物は、より一層おいしく感じられます。
さらに、民宿かくらのお父さんが、ピザを作ってきてくれました。
具の中になんか甘いのがあるな~と思ったら、干し柿でした。意外な組み合わせでしたが、おいしかったです!
村のお父さんたちもやってきて、ちょっとした宴会でした。
本来の「だんごまき」とはちょっと(いや、かなり?笑)やり方が違いますが、でもこうやって村の人と集まって料理をしたりごはんを食べたりできて、とても楽しかったです☆
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「十日町シネマパラダイス」10年間ありがとう。最後の上映会。
皆さんは、繰り返し繰り返し見ても飽きないぐらい、大好きな映画ってありますか?
ディズニー版「美女と野獣」が大好きな、雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
以前、ブログでもご紹介しましたが、十日町唯一の映画館「十日町シネマパラダイス」が今日で10年の歴史を閉じました。
yukifurusatonoyome.hatenablog.com
最終日の今日は、館名の由来にもなった「ニューシネマ・パラダイス」の無料上映会が開かれました。
私は10時半からの上映に行ってきました。
10時少し前に到着したところ、駐車場はほぼ満車。席も半分近く埋まっていました。
ロビーの一角に、寄せ書きコーナーが。上映後に私も書かせていただきました。
十日町唯一の映画館であり、メジャー作品からミニシアター系の作品まで幅広く上映していた良い映画館だったので、本当に本当に閉館は残念です。
ロビーにおいてあったノートも、寄せ書きコーナーの脇に置いてありましたが、閉館を惜しむ声がたくさん書き込まれていました。
無料上映した「ニューシネマ・パライダイス」、私は初めての鑑賞でしたが、一つの映画館の最後を飾るのにこれ以上ふさわしい映画はないと思います。
(名作中の名作なので、多少作品内容に触れた表現になるのはお許しください…)
映画の中で多くの時間を割かれて描かれているのが、映画を見て楽しむ人々の姿。
第二次世界大戦後のシチリア島の小さな村が舞台ということで、人々の娯楽は映画しかなく、教会が映画館をかねていたため、映画館がコミュニティの中核にもなっていました。同じ場所に集まり同じ映画を見て、笑い泣き楽しむ人々。
人々が映画を愛した時代…。
しかし、物語の終盤では他の娯楽の影響で映画館は潰れてしまい、建物も取り壊されてしまいます。
「ニューシネマ・パラダイス」の映画館の物語は続きがありませんが、「十日町シネマパラダイス」はまだ物語を紡ぐことができます。
上映会前「映画の灯を消さずにいたい」という副館長のご挨拶があり、「十日町シネマパラダイス」を存続させたいという有志の会の方からのご挨拶もありました。
具体的にどんな風に存続させていくか、まだ決まってはいないということでしたが、そういう動きがあるだけでも希望を感じることができます。
本当に素晴らしい施設なので、今後も上映イベントやコンサートなどに活用されていくといいなぁと思います。
例えば上越市高田にある高田世界館では、若い方たちが中心になって映画館を盛り上げています。観客参加型のイベントもあるようで楽しそう。
映画館も単なる映画を見るだけの場所ではなく、関わりしろを持った新しいコミュニティに進化することが必要なのかもと感じます。
「十日町ニューシネマ・パラダイス」の物語が今後紡がれていきますように。
関係者の皆様、10年間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
「ニューシネマ・パラダイス」については、こちらの方の分析がめちゃくちゃ読み応えがあるのでぜひ…!
映画ニューシネマ・パラダイスを徹底分析する ( その他映画 ) - 勝手にメディア社会論 - Yahoo!ブログ
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十日町の田舎料理を知りたいなら! 十日町の母ちゃんから教わる田舎料理教室
3月に入りまだ風は寒いですが、ふと温かい気配を感じることもある十日町です。
職場にあがる坂道には、フキノトウのつぼみが出てきました。
山菜の恵と、春の温かさが待ち遠しい雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
さて、ちょっと前の話になってしまうのですが、先日十日町のお母ちゃんたちからお料理を習いました!
友人が立ち上げた会社、Home away from Home niigata(略してHomeHome)が主催する「【料理教室】十日町のか~ちゃんしょが教える田舎料理」に参加してきたお話です。
十日町に嫁いだ身ではありますが、二世帯住宅で食事は別々だし、義母も働いているので、なかなかキチンと田舎料理を教わる機会もなく…。
そして村の母ちゃんたちはベテランすぎて「おらたち、目分量でしか作れねぇすけ!」という感じなので(笑)、教室の案内をいただいた時に「こりゃあ行くしかないっしょ!」と即申込。
しかもオプションでモンペと割烹着を着れるということで、「着るしかないっしょ!」とオプションもつけました(笑)。
という訳で、恰好だけは一人前(笑)。
そして、最近十日町に引っ越してきた、可愛らしい後輩移住者も一緒に参加してくれました。
今回教わったメニューは、
・けんさん焼き
・鶏汁
・車麩ステーキと付け合わせ(アスパラ菜のお浸し)
・さつま芋のごまあえ
・煮なます
の5品。野菜を中心とした、優しいお献立ですね。
材料のお野菜には、お母さん方が作ったものも。
まずは煮なますから調理。
さすが、ベテラン主婦は細切りが上手です。(私はスライサーだな…笑)
途中ですが、すでにおいしそう。
別ゆでしていた大根を混ぜて、完成。
煮なますって難しいイメージだったんですが、意外と簡単でびっくり。
さつま芋のごまあえ。
写真を撮ることにも夢中な生徒たち(笑)。
女子はお芋好きだよね~。
鶏汁。
気づいたら出来上がっていた…笑。
具たっぷりのお汁っておいしいですよね。
そして、メインの車麩ステーキ。
車麩とは、新潟や北陸地方でよく食べられているものだそうで、私も移住して初めて知りました。
バームクーヘンみたいですが、お麩なんです。左が水で浸す前。右が浸した後のもの。
片栗粉をまぶして焼いて…。
調味料で味付け。
アスパラ菜のつけあわせをそえて、完成。
味がこってりしているので、お肉でなくても満足感があります。
そして、主食のけんさん焼き。
要は焼きおにぎりですね。
上杉謙信が剣の先におむすびを刺し、焼いて食べたことが由来なんだそうです。「剣先」で「けんさん」…。なるほど!! けんさ焼き、けんしん焼きともいうそうです。
おにぎりには、しょうが味噌をつけています。
さて、お料理の完成!!
みんなでワイワイ作って、ワイワイ食べて。お腹も満たされて、とっても楽しい時間を過ごすことができました!
メニューは季節によって変わるそうなので、別の季節にもぜひ参加してみたいですね。
そして今回教えてもらったお料理を、家でも作ってみなくちゃ!!
料理上手母ちゃんへは先は長いですが、コツコツと頑張ります!
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