十日町が「日本語が話せなくても楽しめる町」になったらいいな!と思った話

晴れの日が増え、日に日に春に向かっていく感じがしますね。

最近は梅酒をお湯割りじゃなくソーダ割で飲んでいる、雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。

 

前回前々回と「十日町雪まつり」についてご紹介していますが、今回で締めの記事にしたいと思います。

今年もまぁ本当に3日間楽しませてもらいまくりました。

雪像めぐりをし、地元地域のひろばを手伝い、屋台がたくさん出ているコミュニティひろばには出店者じゃないのに3日間毎日足を運び…。

町をウロウロして、特に感じたことがあります。

それは、本当に海外からのお客様が増えたなぁ!ということ。

 

雪像めぐりをした時にも、地元のひろばにも、コミュニティひろばにも、海外のお客様はいらっしゃいました。

中には日本語が堪能な方もいましたが、ほとんどは日本語ができない方たち。

私のつたない英語で、お手伝いさせていただくこともありました。

なんとかコミュニケーションをとってお困りごとを解決できましたが、でも、後から振り返ればあの時はこう言えばよかったなぁ…なんて思うことも。

せっかく海外からこんなに大勢の方が来てくださるのだから、英語を話せるようになって、雪まつりをもっと楽しんでもらうお手伝いがしたいものです!

 

f:id:yukifurusatonoyome:20180228213131j:plain

雪まつりのメインステージは、雪で作った世界で最も大きな建造物としてギネスにも認定されたことがあります)

 

実は私、大学では英語教育を勉強していて、外国語教科の教員免許も一応持っているんです。

しかし、卒業以来英語を話してこなかったので、すっかり話せなくなってしまいました…。

語学は筋肉と同じで、使わないと衰えてしまうもの。

英語が大好きで高校から英会話教室に通わせてもらったり、大学で勉強したりと親にたくさん投資してもらったのに、本当にもったいない話です。

 

さらに告白すると、英語を話すことに抵抗さえもっていました。

なぜなら、なまじっか勉強していた分、ちゃんとした英語を話さなきゃ!とかちゃんと聞き取れないと!という気持ちがあり、そうできない自分が恥ずかしかったんです。

なので、積極的に英語を話す機会を作る努力をしてきませんでした。

 

でも、今回雪まつりで、地元のじいちゃんが片言の英語で海外からのお客様に突撃して自らコミュニケーションをはかっている姿、そしてそのじいちゃんとのふれあいを楽しんでいる海外の方を見て、私は思いました。

 

「英語がちゃんと話せるかが重要ではなく、片言でもコミュニケーションがとれて、おもてなしの気持ちが伝わることが大切なんだ!!!」

と…。

 

目からウロコな体験でした。

例えば、翻訳アプリを使ったっていいし、筆談だっていい。伝われば形はなんでもいいんですよね。

市民ひとりひとりが少しの勇気と知識を持てば、もっと海外からのお客様をおもてなしできるんじゃないかと思いました。

元々おもてなし上手な十日町市民ですから、それができたら怖い物なしですよ!

「日本語は話せないけど、そこらへんの普通の人が英語でもてなしてくれて、楽しい体験が十日町ではできる!」と海外の方に感じてもらって、ネットで広めてもらって、ドシドシ来てもらえたら最高ですよね。

 

今年は大地の芸術祭の本祭も控えていることですし、同じ思いを持つ人で集まって、そんな活動もしていけたらいいなぁ~と感じた雪まつりでした。

 

==============

お問い合わせ・ご依頼はメッセージフォームから、どうぞお気軽に!

お問い合わせ - 雪ふるさとの移住嫁 ~ゆるゆる田舎ぐらしと、時々地域おこし~

 

十日町雪まつりの魅力ってなんだろう? 地元ひろばを手伝って感じたコト

十日町雪まつりが終わり、途端に穏やかな日が続いている十日町です。

十日町の人がよく言う「雪まつりが終わると雪は落ち着く」は本当だな~とつくづく思う、雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。

 

さて、前回は十日町雪まつり雪像についてご紹介しました。

yukifurusatonoyome.hatenablog.com

 

雪像めぐりをしたのは、雪まつり初日の16日。雪まつりは3日間開催され、2日目には雪上カーニバル、3日目には十日町きもの女王コンテストなど様々なイベントが行われています。

が、十日町雪まつりの良さはまだまだ他にも! 雪まつり期間中には、各地で地元住民がおもてなしをする「おまつりひろば」がひらかれます。

私は2日目の17日に、地元地区のおまつりひろば「中条笹山縄文ひろば」で売り子をしました。今回はひろばの様子、感じたことについてご紹介します☆

 

大荒れのお天気に負けず、楽しむ!楽しむ!楽しむ!!

今年の雪まつり2日目…。この日は史上まれにみる大荒れの一日となってしまいました!!

地元の方たちも口をそろえて「こんな荒れる雪まつりはない!」と言っていました。

f:id:yukifurusatonoyome:20180224140535j:plain

テントの中だろうが、容赦なく雪が吹き込んできました…。

f:id:yukifurusatonoyome:20180224140852j:plain

おかげでよく冷えたかな!?笑 まぁ、天候ばっかりは仕方がないですね~。

 

それでも、ひろばを巡回するバスに乗って観光客の方も100人近く来てくださったのでしょうか?

お客様をお出迎えするのが、こちらの雪像

f:id:yukifurusatonoyome:20180224143350j:plain

ひろばの会場でもある笹山遺跡で出土した、国宝・火焔型土器の上部分です。

皆さんこの前で写真を撮っていましたね~。どんどんインスタにアップしてほしいです笑。

ライトアップされると、より幻想的でした。

f:id:yukifurusatonoyome:20180224143718j:plain

 

「中条笹山縄文ひろば」のウリは、なんといっても縄文体験!!

復元した竪穴住居の中に入ることができます。

f:id:yukifurusatonoyome:20180224141642j:plain

冬の間は雪よけのテントを張っているので分かりづらいですが…。

竪穴住居の中では、火をたいて魚を焼いていました。

f:id:yukifurusatonoyome:20180224141942j:plain

f:id:yukifurusatonoyome:20180224141956j:plain

外が荒れていたので、竪穴住居の中は人でにぎわったそうです。

 

さらに、遺跡横にある「じょうもん館」内で、本物の縄文土器を間近で見ることができます!

f:id:yukifurusatonoyome:20180224142243j:plain

5000年以上前の土器が、こんなに並んでいると思うとなんだか不思議な感じ…。

さらにさらに、なんと本物の土器をもって記念撮影まで!! 縄文風衣装も着れます笑。

f:id:yukifurusatonoyome:20180224142635j:plain

落とさないか、まさに土器土器笑。

 

他に、ひろばにはスノーチュービングが楽しめる場所も。

f:id:yukifurusatonoyome:20180224142815j:plain

私もやってみました!

結構スピードがあって楽しめます!

地元っ子もすべりまくっていました。

これは…子どもにはたまらないですよね~! 

 

感じたことアレコレ

夕方まで店番したり遊んだりして、特に感じたのが、海外からのお客様が増えたな~!ということ。

アジア圏やオーストラリアの方など、10人以上は見かけたでしょうか。

日本語が喋れる人もいれば、喋れない人もいました。

地元の人に、「おら、海外の人と喋るのが大好きなんだ!」というおじさんがいて、英単語を並べながら「どこから来たの?」と会話を楽しんでいました。

その友好的な態度が伝わったのか、あるオーストラリア人カップルは別れた後わざわざ戻ってきて、「この人と一緒に写真を撮りたい!」とおじさんと記念撮影していました。

私のさび付いた英語でなんとか対応しましたが、もっと積極的に喋れるようになって、海外の方もおもてなししたいな~と感じました。

 

f:id:yukifurusatonoyome:20180224212705j:plain

 

そして残念だったのが、おまつりひろばをまわり巡回バスが、15分しかひろばに停車しないということ!

土曜日は5本運行していましたが、次のバスに乗るというのはできず、同じバスに乗って回らないといけないと聞きました。

恐らく運営の都合上だと思いますが、やっぱり巡回バスが来る時が一番人が増えるので、もう少し滞在してもらいたいな~というのが地元の意見です。

 

大地の芸術祭の来場者アンケートでも、地域の人との交流が満足度につながっている結果が出ているそうです。

その地域に暮らし頑張っている人というのは、地域の大きな魅力です。

もう5分でもいいから滞在してもらって、地域の人とふれあってもらいたいな~と思います。

 

やっぱり実際に足を運んで、五感で感じて、地域の人と触れ合うことで、地域の良さは伝わるというもの!

雪まつりがもっともっと良くなるよう、小さなことからコツコツと良くなっていけばいいなぁと思います☆
 

==============

お問い合わせ・ご依頼はメッセージフォームから、どうぞお気軽に!

お問い合わせ - 雪ふるさとの移住嫁 ~ゆるゆる田舎ぐらしと、時々地域おこし~

 

十日町雪まつりの雪の芸術作品は、雪像の次元を超えている!

先週2月16日~18日は、「十日町雪まつり」でした!

今年も楽しみまくって3日間「雪まつりハイ」だった、雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です笑。

十日町の一大イベント「十日町雪まつり」を、うきうきレポります! ぜひお付き合いください!

 

十日町雪まつり」とは?

まず、雪まつりをご存知ない方にご紹介します!

雪まつり、といえば「札幌雪祭り」をまず思い浮かぶ方も多いでしょう。

しかし雪国新潟にも雪まつりは多数行われていて、中でも我が十日町市で開催される「十日町雪まつり」は、日本で最初に住民主体で開催された雪まつりなんです。

なので十日町市は「現代雪まつり発祥の地」と言われています。

 

十日町に行事は数あれど、やっぱり雪まつりは特別だな~って感じます。

多くの行事は限られた場所だけでしか開催されていませんが、雪まつりは広域に渡って繰り広げられていて、期間中は本当にお祭り感がすごいです。

そのお祭り感を盛り立ててくれているのが、市民が作る「雪の芸術作品」。つまりは雪像です!

本当に一般市民が作ったの!?と思うぐらい、完成度の高い素晴らしい作品をご紹介します!

 

本当に雪なの!? 圧巻の市長賞受賞作品!

今年の雪像は、芸術部門31点、特別部門16点、学童部門18点の合計65点が展開されました。

私は4年ほど前から、雪まつり初日の夜に知人が行ってくれる雪像めぐりプライベートツアーに参加しています。

雪像を見るのは、初日の夜が一番!! 

なぜなら、初日の夜に審査員が回るのに合わせ雪像を作り上げるので、一番いい状態を見られるのです。(審査は、芸術部門の雪像のみ)

審査員が来るギリギリまで作業しているので、最初に回る場所はまだ作業中のところもあるのですが、その一生懸命にやっている皆さんの姿を見るのも、また楽しいのです。

そして、真っ暗な夜空に真っ白な雪像が映え、さらにライトアップされた雪像の陰影がとってもとっても美しいのです!!

 

まずは、受賞作品22点中、1位となる市長賞受賞作品2点をご紹介します!

f:id:yukifurusatonoyome:20180220220650j:plain

まずひとつめは、水沢雪まつり会制作の「陰と陽」。2年連続の市長賞です。

ここはもう、とにかくすごい!の一言! 風神雷神の迫力、お釈迦様の繊細さといったらありません。

f:id:yukifurusatonoyome:20180220220912j:plain

こまかい手や羽衣?の部分なんて、どうやって作っているんでしょうね~!

納得の市長賞です。

 

そして、市長賞もう1つ。審査員が二手に分かれて審査するので、市長賞が2つあるんです。

もう1つは、市長賞連続3年目(!!)の七和地区振興会制作「アリスが迷い込んだ十戒」です。

f:id:yukifurusatonoyome:20180220221255j:plain

ここは本当、世界観が独特! アリスシリーズ、第3弾です。

アリスもちゃんと、波の下にいました。

f:id:yukifurusatonoyome:20180220221326j:plain

来年はどんなアリスシリーズになるんですかね~? 展開が楽しみな雪像の一つです。

 

アイディアが光る☆ 上位作品!

次にご紹介するのは、第2位となる十日町市観光協会長賞を受賞した、本町一丁目四区合同制作の「永遠の時間(とき)をあなたに」。

f:id:yukifurusatonoyome:20180220222116j:plain

美女と野獣」モチーフの作品ですね! 私は「美女と野獣」の大ファンなので、とっても嬉しかったです♪

あえて雪壁の中に作品を作ることで、映画のワンシーンを見ているかのようなロマンティックさがありますね。

f:id:yukifurusatonoyome:20180220222121j:plain

また雪が降っていると、より野獣の切なさが…。

ちなみに、こちらの作品がある本町一丁目なじょだのひろばにはスノーチュービングもあるんです。こちらはツアーではなく、土曜日の夜に友だちと訪れたのですが、子どもももういなかったので友人とスノーチュービングでキャッキャと楽しませていただきました笑。そんな楽しみ方もできます!

 

第3位の十日町織物工業協同組合理事長賞は、アウト・ドア・ファミリー4クラブ制作の「ゴルジュの勇者」が受賞!f:id:yukifurusatonoyome:20180221204446j:plain

惜しくも去年から順位を落とし第3位でしたが、私はここの作品がとっても好きです!

なぜなら見るだけでなく、体感できる雪像だから☆

f:id:yukifurusatonoyome:20180221204333j:plain

説明書きの通り、雪で作られた階段を上ると大鷲の肩部分になっています。

f:id:yukifurusatonoyome:20180221204351j:plain

振り向くと、勇者が大鷲に乗っています。

f:id:yukifurusatonoyome:20180221204357j:plain

目の前には、ドラゴン。

f:id:yukifurusatonoyome:20180221204413j:plain

上から町を見下ろします。

f:id:yukifurusatonoyome:20180221204425j:plain

ただ見るだけではない、物語の中に入り込んだ気分にさせてくれる雪像です!

 

最近話題になったモノと人! 私のお気に入り作品

他にも素晴らしい作品を見て回ったのですが、全て紹介すると大変なので私のお気に入りの作品をご紹介!

上新田いずみ会制作の「一二三手に和む」(コカ・コーラボトラーズジャパン賞)。

f:id:yukifurusatonoyome:20180221205202j:plain

最近、華やかな話題が多い将棋の雪像

将棋の駒の細かさが見事です!

f:id:yukifurusatonoyome:20180221205208j:plain

そして裏には…この方が!

f:id:yukifurusatonoyome:20180221205214j:plain

そっくり!?なひふみん~。こたつでぬくぬくしている猫も愛らしいです。

 

一番雪像に作られたキャラクターは、黄色のあの子…!

ちなみに、数ある雪像のうち、一番よく見かけたのはミニオンでした!

f:id:yukifurusatonoyome:20180221210346j:plain

最終日に撮ったので、かなり雪に埋もれてしまっていますが、 こちらは高田町1丁目商店街振興組合制作の「ミニオン大脱走in高田町」(十日町青年会議所理事長賞受賞)。

ミニオン、最近本当見ますよね~。きっと、人気もあって、形も作りやすそうなところが一番雪像にされた理由かと。

 

十日町市民渾身の雪像! 直に見よ!

ほんっと~~~~に、どの雪像も素晴らしかったです!

今年は特に、制作期間中に大雪が降ったり、雪まつり開催中の2日目と最終日も大雪だったりで、作る時も管理も並々ならぬ苦労があったと思います。

それでもこんなに素晴らしい雪像を作り上げる、十日町の方が本当に誇らしいです!

十日町市民の汗と涙の結晶である雪像を、来年はぜひ実際に見に来てください! お待ちしております☆

 

・・・昨年の記事・・・

yukifurusatonoyome.hatenablog.com

 

yukifurusatonoyome.hatenablog.com

 

yukifurusatonoyome.hatenablog.com

 

==============

お問い合わせ・ご依頼はメッセージフォームから、どうぞお気軽に!

お問い合わせ - 雪ふるさとの移住嫁 ~ゆるゆる田舎ぐらしと、時々地域おこし~