【大地の芸術祭】コンプリート達成しました!!!
9月に入って、すっかり秋めいてきましたね~。
雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
今年の夏はとにかく!!! 「大地の芸術祭」にドはまりでした。
どれぐらいハマったかというと…
全作品の鑑賞! つまりコンプリートを達成しちゃいました~~~!!!
スタンプページはこんな状態です。
なぜコンプリートを目指したのか?
実はコンプリートを目指すことにしたのは、9月に入ってから。
コンプリート常連者の方たちは、大体8月中には達成しているので、スロースタートでした。
開幕前に「今回はコンプリートしようかな~」とチラッと思ったのですが、ガイドブックの地図を見ると、広い越後妻有地域に点在する想像以上の作品の数に、「こりゃ無理だわ…」とあきらめていました。
しかし、9月頭にコンプリート経験者の方から、こんなことを聞いて心に火がつきました!
それは、「コンプリート者を呼んでのお茶会がある」ということ!
えー!何それー!!なんか面白そう!! と率直に思いました。
しかも、前回(2015年)はコンプリート者が400人ほどいたということで、思っているよりも多いんだな、と感じました。
とはいえ、平日は仕事があるし、51日間の会期も半分以上過ぎてしまっているし、間に合うだろうか? コンプリートできるだろうか? と不安でした。
しかし、「大地の芸術祭」を楽しみきりたい!という想いと同時に、私にはこんな思いがありました。
それは、「何かを成し遂げたい」という気持ち。
正直なところ、とても飽きっぽい性格なので、今までの人生の中で何かを「やりきった!!」と思えることがありませんでした。
でも「大地の芸術祭」は頑張れば、こんな私でもコンプリートという達成感を味わえることができます。
3年後の次回になったら、子どもがいるかもしれないし、自由に芸術祭まわりができる環境じゃないかもしれない。
そう考えたら、
「やるなら今でしょ!!!!」
と、遅まきながらコンプリートを目指して頑張ることにしたのでした!
コンプリートにかかった日にち
「コンプリートしました~!」と人に言うと、大体「何日かかったの?」と聞かれます。
数えてみたら、19日かかっていました。
1日フルでまわった日もあれば、すきま時間で1~2箇所だけ回った日もあるので、少々時間をかけた方だと思います。
ちなみに前述の経験者の方は、今回2週間ほどで達成したそうです。
そして私が聞いた中で、最短記録は「3日」!!!
どんだけのツワモノなんだ!!
きっとコンプリート常連者で、過去作品はスタンプ押すだけなんだと思いますが…。
それでも新作は歩く作品が割と多かった印象なので、3日はかなり頑張らないと厳しいだろうなと思います。
個人的に決めた2つのルール
ところで、個人的にコンプリートするにあたってのルールを2つ決めました。
1つ目は、「1枚以上写真を撮って、作品を適度に楽しむこと」。
私は今回初めての挑戦で、過去作のほとんどが見たことない作品でした。
なので、ただスタンプを押して、よくよく見ずにはい次~というのは寂しいので、どんな作品でもちゃんと楽しもうと決めました。
それから、「車は指定の駐車場に(なるべく)停めること」。
地方あるあるではありますが、車社会なので目的地に車を横付けできるのは当たり前!というのが、十日町人の感覚。
しかし芸術祭の作品の中には、特に空き家を活用しているものなどは、事務局が決めている駐車場から多少の徒歩移動が必要な作品も数多くあります。
終盤に向かうにつれ来場者も増えていくので、鑑賞マナーは守ろうと決めました。
コンプリートしたことで気づいたこと
そんなこんなで会期最終日ギリギリを使い切って、コンプリートを達成できたのですが、いくつか気づいたことがあります。
まず、9月に入ってからの方がまわりやすい、ということ。
特に今年8月は酷暑だったので、駐車場から歩いたり野外作品を徒歩で鑑賞したりはしんどかっただろうな~と。
実際8月にも少し回っていたのですが、本当に暑くて移動するだけで大変だった!!
私はたまたま9月に入ってからコンプリートを目指しましたが、気候的にはかなり合っていたな~と思いました。
ただ雨も日も多かったので、天気予報とはにらめっこしながら計画していました。
それから、話題作品以外も面白い作品がたくさんある、ということ。
約380点もあると、正直どの作品も傑作かというとそうでもなく、特に初期の作品は「なんだこれ?」と思うようなものも。
でも、SNSでバズっているもの以外でも、ノーマークだったけど、これはいい作品だな~というのはいくつもありました。
コンプリートしたからこそ、そういう作品に出会えてよかったと思います。
そして何よりも、コンプリートを目指すなら地元に住むのが一番!!ということ。
最短3日でまわれるといえど、一日フルでまわると結構疲れます…。
無理なく楽しんでまわるには、やっぱり1週間以上は欲しいところ。
地元に住んでいれば、すきま時間に1~2作品まわったり、天気に合わせてコースを変えたり、フットワーク軽く行ける場合も。
芸術祭は作品だけでなく、イベントもたくさんあるし、とにかく51日間の会期中ずっとお祭りで色んなことが同時多発的に起きるので、地元にいてすぐに行けるのは最大のアドバンテージだなと思いました。
大地の芸術祭はまだまだ終わらない!!
本会期は終わってしまいましたが、現在秋会期が開催中です!
季節ごとの会期は今までもやっていますが、やはり本会期直後だからこそ、恒久作品ではない人気作品が延長で見られたりと、見逃せない見どころがたくさん!!
私も芸術祭ロスを埋めるべく、本会期を振り返る記事をこれから書いていこうと思います!!
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【大地の芸術祭】モノクロ撮影で楽しもう!
夏も残りわずかなのに、今頃蚊にさされまくった雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
今年は暑すぎたせいで、蚊も少なかったみたいですね。最近涼しくなったせいか、ヤツらも行動を開始したんでしょうか…?
とにかく足首まわりがかゆいです( ;∀;)
大地の芸術祭をモノクロ撮影で楽しもう!
それはさておき、相変わらず「大地の芸術祭」をゆるゆるとめぐっています。
もちろん仕事もあるのでしょっちゅう出かけられないのですが、そんな時はSNSへの投稿を見て楽しんでいます。
本当みなさん素敵な写真を投稿されてますよね!
そんな中でも「おっ!」と思ったのは、「脱皮する家」をモノクロで撮った写真。
古民家の壁や柱やあらゆるところを2年半かけて彫刻刀で彫った、「大地の芸術祭」の不動の人気作品の一つです。
モノクロで撮ると彫刻刀の彫り跡がくっきりと映って、とてもアーティスティックな写真でした。
触発されて、私も「脱皮する家」を訪れた時にモノクロで撮影!
スマホだと簡単に撮れるし、なんだかいっぱしの写真家になった気分に(笑)。
そこからは、あえて「これは」と思う作品は、モノクロでも撮影しています。
ということで、私が撮ったモノクロ写真をご紹介しまーす!
脱皮する家
まずは、冒頭の「脱皮する家」(D143)から。
みっしりした彫り跡に、吸い込まれそう…。
あますところなく、彫り跡。
大好きな2階の小部屋。
奴奈川キャンパス
廃校作品の奴奈川(ぬながわ)キャンパス(D331)。
たくさんの作品が展開されているので、見ごたえあり!
「脱皮する家」と同じチームが3年かけて彫った「大地のおくりもの」。
よく見るといろんなところに動物がいて、探すのが楽しかった!
凧の勢いに圧倒される「天上台風」。
「ライトの養育所」。
ライトがカラフルで可愛らしいのだけど、あえてモノクロにして光を際立たせて。
モノクロでは撮らなかったけど、「南極ビエンナーレーフラム号2」の模型が一番のお気に入りでした! 今まで気づかなかったけど、模型見るの好きなんだな、私(笑)。
ドクターズ・ハウス
診療所として使用されていた空き家を活用した作品「ドクターズ・ハウス」(D330)。
モダンな入り口。
不思議な世界。
なんか、金田一耕助が出てきそうな雰囲気…笑。
外の光がまぶしい。
モノクロで撮ると存在感と、お化け屋敷感が増します…。
平日に訪れたら、たまたま他に来場者がいなかったので結構怖かった…苦笑。
つんねの家のスペクトル
こちらも築150年の空き家を活用した作品「つんねの家のスペクトル」(D328)。
つんねの家といえば、この道具のぬいぐるみたち。
2匹の豚。かわいいような…ちょっと不気味なような…。
何気なく吊るされているホウキも、作品。
モノクロで撮るとそれらしく見える不思議。
ところで、作家のアネット・メサジェさんの夫は、かの有名なクリスチャン・ボルタンスキーさんなんです。
ボルタンスキーさんは世界的に有名な現代アーティストであり、「大地の芸術祭」を代表する作品のひとつ「最後の教室」の作家です。
「最後の教室」も新作「影の劇場」が加わったので、また見に行きたいなー。確かに言われてみると、「つんねの家」と作風が似ているような…。そんな発見もおもしろいです。
さて、「大地の芸術祭」作品のモノクロ写真いかがでしたでしょうか?
実際に目で見て楽しむのはもちろんだけど、素敵な写真を撮るのも楽しみ方の一つ。
他の人とは一味違った写真を撮りたい方、ぜひモノクロ撮影オススメです!
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大地の芸術祭は、いかに地域をみがいているか?
戻ってきた暑さにへばり気味の雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。
越後妻有地域で開催されている世界的芸術祭「大地の芸術祭」も、後半戦に入りました。
300点以上ある作品をコンプリートするのはなかなか難しいですが、新作・話題作を中心にゆるゆるとめぐって楽しんでいます。
大地の芸術祭は、いかに地域をみがいているか?
作品のご紹介ももちろんボチボチとしたいのですが、「大地の芸術祭」開催地に住む地域おこし業界の人間として見逃せないテーマを今回はあえてピックアップ。
それは、「大地の芸術祭」がいかに地域を磨いているか? ということ。
以前、短期インターン事業の話題でも触れましたが、私は「地域みがき」という言葉を推しています。
別に「地域おこし」という言葉を否定するつもりはありません。(所属している組織名だし…笑)
ただ、十日町市に移住して8年目。地域には昔からある魅力がたーくさんあることを知りました。何か新しいことをあえてしなくても、十分魅力的なのです。
なので、「新しく始める」意である「おこし」という言葉を使うことに、なんとなく違和感があります。
既にある地域にある良いもの、魅力的なもの、でもあまり注目されていないものに、新しい何かが加わることによって、地域は磨かれ、より素敵なものになると思っています。
そういった意味で、「大地の芸術祭」は最高に素晴らしい「地域みがき」だと、今回の芸術祭でたびたび感じています。
私が出会ったいくつかの「地域みがき」をご紹介したいと思います。
新町新田集落「あらまち食堂」
まず、川西地域新町新田集落で行われている「あらまち食堂」。
作品「みずたどり」(K092)が展開されている地域です。
集落の集会所で、8月の週末限定で食堂を開いています。
集落で収穫された魚沼産コシヒカリのおにぎりと、地域のお母さん方が作ったおそうざいが、なんと500円!! 100円追加で、お味噌汁の飲み放題も。
作家の奥さんが、ここで食べるおにぎりのおいしさに感動し、ぜひ多くの方に食べてもらいたいと発案してくれたのをきっかけに、3年前の前回会期から行っているそうです。
SNSでも広まって、用意する100食分が毎回売り切れるとのこと!
おいしいお料理、きれいに磨かれた孟宗竹の器、暑い中の丁寧な駐車場誘導など、地域の力が最大限に発揮されているなぁと感動しました。
保健所の許可の関係もあり、8月限定なのが残念。ぜひ次回も頑張ってもらいたいなぁと思います。
東下組地域「かき氷日和」
大地の芸術祭の拠点施設の一つで、大人気古民家レストランの「うぶすなの家」(T120)がある東下組地域では、地域の青年団がかき氷屋台を出店。
木を活かしたオシャレな屋台では、素材と器にこだわったかき氷がいただけます。
器は、地域で作った「妻有焼き」。
ひんやりと冷たい器のおかげで、暑い中でも氷の溶ける速度が遅かったかも?
私はしょうがアイス付をいただきましたが、いちごやキウイ、トマトなんて変わり種も。他の味も食べてみたい!
枯木又集落「枯木又食プロジェクト」
10年近く行われている「枯木又プロジェクト」(T268)の拠点・枯木又分校を過ぎたところにある、交流施設のっとこいでも、土日限定の食事所が。
土曜日は飛渡産野菜と枯木又集落の黒米と卵を使った「華麗なカレー」、日曜日は季節の天ぷら付きの黒米そばが味わえます。
行った時間が遅く完売してしまい、残念ながら私はありつけなかったのですが…苦笑。
こちらは9月の土日でも行っているので、まだチャンスあり!
飛渡地区の元気な母ちゃんたちにも会えますよー。
キナーレ近く「粉布カフェ」
以前ご紹介した「粉布shop」の場所で、期間限定のカフェがオープン!
ほっこり素敵な空間で、おいしいコーヒーとパン・ケーキが楽しめます!
方丈記私記展で連日大人気の越後妻有里山現代美術館[キナーレ]のすぐ近くなので、アクセスも良し!
可愛い女子たちが頑張っています。
浴衣をレンタルして、大地の芸術祭めぐり!
着物のまち十日町だからこそ、浴衣で大地の芸術祭をめぐっちゃおう!
商店街の一角に、浴衣レンタルショップがオープン。
浴衣や帯、履物、小物すべてレンタルできるので、手ぶらでOKなのが嬉しいです。
もちろん着付けもしてもらえるので安心!
浴衣姿で芸術祭の作品と写真を撮れば、自分もアートの一部になったような気持ちになれること間違いなし。
意外と十日町でなかった浴衣レンタル。今後も続けてもらいたいです。
浴衣でめぐる大地の芸術祭 ぜんぶコミコミ浴衣レンタル@十日町 | HOME HOME
大地の芸術祭の「地域みがき」にもぜひご注目!!
と、私が出会った範囲で紹介しましたが、越後妻有地域ではまだまだ「大地の芸術祭」に関わる「地域みがき」事例がたくさんあります。
アートめぐりももちろん楽しいですが、こういった頑張っている方たちに出会い地域の良さをさらに感じられることも「大地の芸術祭」の良さ。
そんなところにも注目してもらえたらなーと思います!!
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