【大地の芸術祭】勝手に認定エリア毎最難関作品!~十日町エリア~

大地の芸術祭」ロスに続き、「半分、青い」ロスが始まりそうな雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。

ずいぶんとぶりに朝ドラにはまったので…。次の「まんぷく」も楽しみです!

 

さて今回の「大地の芸術祭」の入込数が発表されましたね!

前回から約3万人増の約54万人とのことです!

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」来場者数発表! - 大地の芸術祭の里

 

たくさんの方に来ていただいた「大地の芸術祭」、378作品ある中で駅チカで行きやすいところもあれば、そうでないところもあり…。

コンプリートした人間だからこそご紹介できる(かもしれない)、エリア毎の最難関作品&行くのしんどかった作品をボチボチとご紹介したいと思います~!

 

十日町エリア最難関 T398 Welcome

今回の新作の中で、ある意味で注目度の高かった作品「Welcome」。

Welcome - 大地の芸術祭の里

なぜかというと、作品を見るのに約1.5キロ歩かないといけないというそのハードさ!!

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中手(なかて)集落の黒滝という、集落の人にも存在を忘れられていたくらい奥地にある滝までの道中と展望台に、椅子の作品が展開されていました。

 

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訪れた時は、ちょうど稲刈りをしている頃でした。

田んぼの畦にも作品が。

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 ここら辺までは車も通れる道なのですが、途中からはほとんどけもの道のような細い山道に。

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 歩くのは大変ですが、だからこそ作品にたどり着いた時の感動はひとしおです。

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そして黒滝をのぞむ展望台に到着~!

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 雨が続いた後だったので、水量もそれなりにあり、見ごたえがありました。

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展望台にも作品。

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友人とおしゃべりしながらテクテク歩いて、往復40分かかりました。

ちなみに帰りの方が上り坂になるので、行きよりも帰りの方がしんどいのがミソ(笑)。

十日町エリア内、いや全エリア内でも一番に歩く必要がある作品なので、エリア内最難関作品に認定!!笑

 

最難関作品ですが、自然との調和が美しい、まさしく「大地の芸術祭」的作品なので人気が高く、公開期間が延長されて10月8日まで楽しめることができます。

涼しくなった今だからこそ、見に行きやすいのでオススメです!

 

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yukifurusatonoyome.hatenablog.com

 

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【大地の芸術祭】コンプリート達成しました!!!

9月に入って、すっかり秋めいてきましたね~。

雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。

 

今年の夏はとにかく!!! 「大地の芸術祭」にドはまりでした。

どれぐらいハマったかというと…

全作品の鑑賞! つまりコンプリートを達成しちゃいました~~~!!!

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スタンプページはこんな状態です。

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なぜコンプリートを目指したのか?

実はコンプリートを目指すことにしたのは、9月に入ってから。

コンプリート常連者の方たちは、大体8月中には達成しているので、スロースタートでした。

開幕前に「今回はコンプリートしようかな~」とチラッと思ったのですが、ガイドブックの地図を見ると、広い越後妻有地域に点在する想像以上の作品の数に、「こりゃ無理だわ…」とあきらめていました。

 

しかし、9月頭にコンプリート経験者の方から、こんなことを聞いて心に火がつきました!

それは、「コンプリート者を呼んでのお茶会がある」ということ!

えー!何それー!!なんか面白そう!! と率直に思いました。

しかも、前回(2015年)はコンプリート者が400人ほどいたということで、思っているよりも多いんだな、と感じました。

 

とはいえ、平日は仕事があるし、51日間の会期も半分以上過ぎてしまっているし、間に合うだろうか? コンプリートできるだろうか? と不安でした。

しかし、「大地の芸術祭」を楽しみきりたい!という想いと同時に、私にはこんな思いがありました。

それは、「何かを成し遂げたい」という気持ち。

 

正直なところ、とても飽きっぽい性格なので、今までの人生の中で何かを「やりきった!!」と思えることがありませんでした。

でも「大地の芸術祭」は頑張れば、こんな私でもコンプリートという達成感を味わえることができます。

3年後の次回になったら、子どもがいるかもしれないし、自由に芸術祭まわりができる環境じゃないかもしれない。

 

そう考えたら、

「やるなら今でしょ!!!!」

と、遅まきながらコンプリートを目指して頑張ることにしたのでした!

 

コンプリートにかかった日にち

「コンプリートしました~!」と人に言うと、大体「何日かかったの?」と聞かれます。

数えてみたら、19日かかっていました。

1日フルでまわった日もあれば、すきま時間で1~2箇所だけ回った日もあるので、少々時間をかけた方だと思います。

 

ちなみに前述の経験者の方は、今回2週間ほどで達成したそうです。

そして私が聞いた中で、最短記録は「3日」!!!

どんだけのツワモノなんだ!!

きっとコンプリート常連者で、過去作品はスタンプ押すだけなんだと思いますが…。

それでも新作は歩く作品が割と多かった印象なので、3日はかなり頑張らないと厳しいだろうなと思います。

 

個人的に決めた2つのルール

ところで、個人的にコンプリートするにあたってのルールを2つ決めました。

1つ目は、「1枚以上写真を撮って、作品を適度に楽しむこと」。

私は今回初めての挑戦で、過去作のほとんどが見たことない作品でした。

なので、ただスタンプを押して、よくよく見ずにはい次~というのは寂しいので、どんな作品でもちゃんと楽しもうと決めました。

 

それから、「車は指定の駐車場に(なるべく)停めること」。

地方あるあるではありますが、車社会なので目的地に車を横付けできるのは当たり前!というのが、十日町人の感覚。

しかし芸術祭の作品の中には、特に空き家を活用しているものなどは、事務局が決めている駐車場から多少の徒歩移動が必要な作品も数多くあります。

終盤に向かうにつれ来場者も増えていくので、鑑賞マナーは守ろうと決めました。

 

コンプリートしたことで気づいたこと

そんなこんなで会期最終日ギリギリを使い切って、コンプリートを達成できたのですが、いくつか気づいたことがあります。

 

まず、9月に入ってからの方がまわりやすい、ということ。

特に今年8月は酷暑だったので、駐車場から歩いたり野外作品を徒歩で鑑賞したりはしんどかっただろうな~と。

実際8月にも少し回っていたのですが、本当に暑くて移動するだけで大変だった!!

私はたまたま9月に入ってからコンプリートを目指しましたが、気候的にはかなり合っていたな~と思いました。

ただ雨も日も多かったので、天気予報とはにらめっこしながら計画していました。

 

それから、話題作品以外も面白い作品がたくさんある、ということ。

約380点もあると、正直どの作品も傑作かというとそうでもなく、特に初期の作品は「なんだこれ?」と思うようなものも。

でも、SNSでバズっているもの以外でも、ノーマークだったけど、これはいい作品だな~というのはいくつもありました。

コンプリートしたからこそ、そういう作品に出会えてよかったと思います。

 

そして何よりも、コンプリートを目指すなら地元に住むのが一番!!ということ。

最短3日でまわれるといえど、一日フルでまわると結構疲れます…。

無理なく楽しんでまわるには、やっぱり1週間以上は欲しいところ。

地元に住んでいれば、すきま時間に1~2作品まわったり、天気に合わせてコースを変えたり、フットワーク軽く行ける場合も。

芸術祭は作品だけでなく、イベントもたくさんあるし、とにかく51日間の会期中ずっとお祭りで色んなことが同時多発的に起きるので、地元にいてすぐに行けるのは最大のアドバンテージだなと思いました。

 

大地の芸術祭はまだまだ終わらない!!

本会期は終わってしまいましたが、現在秋会期が開催中です!

季節ごとの会期は今までもやっていますが、やはり本会期直後だからこそ、恒久作品ではない人気作品が延長で見られたりと、見逃せない見どころがたくさん!!

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私も芸術祭ロスを埋めるべく、本会期を振り返る記事をこれから書いていこうと思います!!

 

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【大地の芸術祭】モノクロ撮影で楽しもう!

夏も残りわずかなのに、今頃蚊にさされまくった雪ふるさとの移住嫁こと、ふくしまみか(@ijyuyome_yuki)です。

今年は暑すぎたせいで、蚊も少なかったみたいですね。最近涼しくなったせいか、ヤツらも行動を開始したんでしょうか…?

とにかく足首まわりがかゆいです( ;∀;)

 

大地の芸術祭をモノクロ撮影で楽しもう!

それはさておき、相変わらず「大地の芸術祭」をゆるゆるとめぐっています。

もちろん仕事もあるのでしょっちゅう出かけられないのですが、そんな時はSNSへの投稿を見て楽しんでいます。

本当みなさん素敵な写真を投稿されてますよね!

 

そんな中でも「おっ!」と思ったのは、「脱皮する家」をモノクロで撮った写真。

古民家の壁や柱やあらゆるところを2年半かけて彫刻刀で彫った、「大地の芸術祭」の不動の人気作品の一つです。

モノクロで撮ると彫刻刀の彫り跡がくっきりと映って、とてもアーティスティックな写真でした。

 

触発されて、私も「脱皮する家」を訪れた時にモノクロで撮影!

スマホだと簡単に撮れるし、なんだかいっぱしの写真家になった気分に(笑)。

そこからは、あえて「これは」と思う作品は、モノクロでも撮影しています。

ということで、私が撮ったモノクロ写真をご紹介しまーす!

 

脱皮する家

まずは、冒頭の「脱皮する家」(D143)から。

脱皮する家 - 大地の芸術祭の里

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みっしりした彫り跡に、吸い込まれそう…。

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あますところなく、彫り跡。

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大好きな2階の小部屋。

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奴奈川キャンパス

廃校作品の奴奈川(ぬながわ)キャンパス(D331)。

たくさんの作品が展開されているので、見ごたえあり!

奴奈川キャンパス - 大地の芸術祭の里

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「脱皮する家」と同じチームが3年かけて彫った「大地のおくりもの」。

よく見るといろんなところに動物がいて、探すのが楽しかった!

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凧の勢いに圧倒される「天上台風」。

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ライトの養育所」。

ライトがカラフルで可愛らしいのだけど、あえてモノクロにして光を際立たせて。

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モノクロでは撮らなかったけど、「南極ビエンナーレーフラム号2」の模型が一番のお気に入りでした! 今まで気づかなかったけど、模型見るの好きなんだな、私(笑)。

 

ドクターズ・ハウス

診療所として使用されていた空き家を活用した作品「ドクターズ・ハウス」(D330)。

ドクターズ・ハウス - 大地の芸術祭の里

 

モダンな入り口。

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不思議な世界。

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なんか、金田一耕助が出てきそうな雰囲気…笑。

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外の光がまぶしい。

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モノクロで撮ると存在感と、お化け屋敷感が増します…。

平日に訪れたら、たまたま他に来場者がいなかったので結構怖かった…苦笑。

 

つんねの家のスペクトル

こちらも築150年の空き家を活用した作品「つんねの家のスペクトル」(D328)。

つんねの家のスペクトル - 大地の芸術祭の里

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つんねの家といえば、この道具のぬいぐるみたち。

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2匹の豚。かわいいような…ちょっと不気味なような…。

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何気なく吊るされているホウキも、作品。

モノクロで撮るとそれらしく見える不思議。

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ところで、作家のアネット・メサジェさんの夫は、かの有名なクリスチャン・ボルタンスキーさんなんです。

ボルタンスキーさんは世界的に有名な現代アーティストであり、「大地の芸術祭」を代表する作品のひとつ「最後の教室」の作家です。

「最後の教室」も新作「影の劇場」が加わったので、また見に行きたいなー。確かに言われてみると、「つんねの家」と作風が似ているような…。そんな発見もおもしろいです。

 

 

さて、「大地の芸術祭」作品のモノクロ写真いかがでしたでしょうか?

実際に目で見て楽しむのはもちろんだけど、素敵な写真を撮るのも楽しみ方の一つ。

他の人とは一味違った写真を撮りたい方、ぜひモノクロ撮影オススメです!

 

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